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家族のメンバーがどんどんヒーローになって行きます:映画評「アントマン&ワスプ:クアントマニア」

元々、初代アントマンがマイケル・ダグラス演じるハンク。
その妻ジャネット(ミシェル・ファイファー)が初代ワスプ。
その2人の娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)が2代目ワスプで、その恋人スコット・ラング(ポール・ラッド)が2代目アントマン。
…ってとこが前作まで。
シリーズ3作目の本作では、スコットの娘キャシー・ラング(キャスリン・ニュートン)がアントマンスーツを着て大活躍!
…って、どんどん家族がヒーロー化していますw。

平穏な日々を過ごすスコットだが、娘のキャシーは「社会を良くしていく」ために前向きに取り組み、その一環として、ジャネットが30年間囚われていた「量子世界」との交信を試みる。
しかしジャネットには隠していた秘密があり、量子世界との交信によってハンク・ジャネット・ホープ・スコット・キャシーの5人は量子世界に吸い込まれてしまう。
彼らが訪れた量子世界は、ジャネットが30年前に出会ったカーンが「征服者」として圧政をしく世界であり、ジャネットはカーンに抵抗するレジスタンスとして30年間を過ごしていたのだ。
囚われた量子世界から脱出するため、カーンはジャネットたちを捕らえようとする…。



色々なクリーチャーが登場し、多彩な景色を見せてくれる「量子世界」の世界観はなかなか楽しい。
…んだけど、これって「並行世界」でも「他の惑星銀河」でも何が違うのかって感じがしなくもない。
まあ「量子世界」っぽいシチュエーションもあるんですけど、一部シーンだけの取って付けたような感じなんですよね、これが。
「征服者カーン」とレジスタンスたち
ってのも、なんか「スターウォーズ」の帝国とレジスタンスみたい。
その表現も展開もデジャブ感満載。
まあ、アリたち大活躍は良かったですけどねw。



「絵面」としては色々あって観てるだけで楽しめるっちゃあ楽しめるんですが、「物語」としてはビックリするくらい「新味」に欠けるってのが僕の印象です。
こういう映画に「何を求めるか」なのかもしれまんがねぇ。
IMAXで大画面で楽しむ分には、これはこれでいいのかしらん。
(興行成績的には「そうでもない」って結果だったようですけど)



それにしても「ビル・マーレイ」。
いくらなんでも無駄遣い過ぎない?


#映画感想文
#アントマンアンドワスプ
#クアントマニア

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