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『お母さん』って初めて呼ばれました

久しぶり過ぎる更新となってしまいました。
みなさまご無沙汰しておりました。

noteは久しぶりですが、ブログやInstagramはまあまあな頻度で更新しておりますよ(^^)

ブログやInstagramは主に紅茶のコトを書いております。
紅茶ってちょっと非日常感というか、昨今の「ヌン活」ブーム?でキラキラ映えるイメージを持たれがちですが、わたしは日常に根差した紅茶、いわば「普段使いの紅茶」を知っていただきたくて書いています☆
もしそちらにもご興味あれば遊びにいらしてください(^^)

すずまきブログ

すずまきInstagram


さて、前置きはこのくらいにして。

こちらのnoteには、ブログやInstagramには書けない、ちょっとしたモヤモヤとか、そこから思ったこと、感じたこと、考えたことを書いています。
あ、ちなみにわたくしすずまきのプロフィールというか、ざっくり年表はこちらから見てみてくださいね♪


久しぶりの今回は、少し前にあった出来事について書きたいと思います。


先日スマホの調子が悪くて、そろそろ機種変更かな〜と思って夫と近所の家電量販店に行きました。
スマホコーナーを見ていると、年の頃は20代後半くらいの男性店員さんがやってきました。

わたしがスマホの調子が悪いので、機種変更を考えていると店員さんに伝えると、

「お母さんのスマホだけですか? お父さんのほうはいかがですか?」

と尋ねられました。

一瞬、頭の中にクエスチョンマークが飛びかってしまいました。

?????


ちょっと間が空いて、ああ!と気づきました。

『お母さん』て、わたしのコトか!!!

そして『お父さん』は夫のコトね!!!


今まで一度も『お母さん』と言われたことがないので、咄嗟に自分のコトを言われているとは気づけませんでした。

で、スマホの機種変更はこのあと無事済ませることができたのですが、『お母さん』と呼ばれたことにちょこっとだけモヤモヤしていたのです。
わたしはあなたの『お母さん』ではないし、子供がいないので『お母さん』ではないんですよ、なんて。

まぁ、普通に考えたらこの年代の女性は『お母さん』である確率が高いですよね。

ただわたしのような『子なし(って言い方あまり好きじゃないのですが、わかりやすいので仕方なく)』の女性には、場合によっては言葉のナイフになり得るなぁ…と。

わたしの場合は最初ちょっと自分のことだと気づけずにキョトンとしてしまって、あぁそうか、とすぐ理解できました。
あとで少しモヤモヤした気持ちがあったくらいで、傷つく、までは至らなかったけれど。

でもこれが1年前だったら、もっと悲しい気持ちになっていたかもしれません。
ひょっとしたら誰にぶつけていいかわからない怒りすら感じてしまったもしれません。
あるいは自己否定、自己嫌悪…そんな気持ちになってしまったかも…。


わたしも接客業をしているので、もちろん店員さんに悪気は全くないことはわかっています。
彼は親しみを込めてあえて『お母さん』と呼んだんだろうな、と思います。
なにも考えず、普通の呼び方として、何気なく言ったんだと思います。

そういう普通の対応が、ひょっとしたら誰かを傷つけていることも、あるのかもしれないな、と感じました。

これはわたしのような『子なし』だけに関わる話ではないと思います。
例えば『奥さん』とか『ご主人様』とかという呼称も同じことが言えるんじゃないかと。
あとは『おばあちゃん』とか『おじいちゃん』とか???
ジェンダーの問題とかにも関わってくるかもしれませんね。


ではなんと呼んだらスマートなんだろうか?

…そこは『お客様』でよかったんじゃないかと思います。

「お客様のスマホだけですか? お連れ様のほうはいかがですか?」

これだったらどうでしょう???
少なくともわたしにとっては、すんなり入ってきた気がします。


わたしも大きく分けると接客業に当たるお仕事をしています。
厳密には「お客様」を相手にしているわけではないですが、サービスを提供する者として、ちょっと考えさせられる出来事でした。


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