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トキメキシリーズ

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リサイクルショップ探訪による成果まとめ。 フィルムカメラでブツ撮りしてます。
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#買ってよかったもの

トキメキシリーズ No.22〜長角盆〜

トキメキシリーズ更新。 木彫の長方形型の大きな古い盆である。 たとえば茶碗蒸しの器なら1ダース以上をいちどきに運べるくらいの大きさである。 旅館の中居さんが厨房から大宴会場まで料理やら何やらを運んでくる時に使うサイズだ。 このお盆の表面には大輪の菊の花と思しき模様が大胆な寄りの構図で彫り込まれている。これは鎌倉彫なのだろうか。この彫りのまろやかな触り心地が良い。 大きな盆なので小テーブルとして便利に使っている。一人前の定食&飲み物だったら余裕で乗せらるし、そのまま食べて

トキメキNo.18 〜ロココ風情手鏡&No.19〜黄色の風呂敷

トキメキシリーズ更新。 完全なる自己満足と自慢だけで強引に引っ張り続けているこのシリーズ。 今回はサラッと2点公開。いってみよう! ******************************************** 縦カール、フリルたっぷりのロングドレスに大きなリボン。 教室でベルばらを回し読みしながら小学生時代を過ごしていた当時のわたしはロココをロココと知らぬままロココに憧れていた。池田理代子先生の描くマリーアントワネットのドレスのヒラヒラ感を一生懸命ノートに描

トキメキシリーズ・番外編〜コロンボのコート。

古今東西ミステリードラマは数多あれど、「刑事コロンボ」は世界中でもっとも有名な刑事ドラマと言っても過言ではないだろう。 ヨレヨレのコートにボサボサ頭、たいがいは出会ってものの数分で犯人を見抜いておきながら、そこからエンディングまでの残りの約60分間はとぼけたフリをし続け、時に容疑者にヤらしいトラップをしかけたりしながら証拠固めを進めてじわじわじわじわと犯人を追い込んでゆくドラマである。(褒めてます) 推理ドラマでありながら冒頭に犯行シーンという「答え」をもってくることで視聴者

+4

トキメキNo.9 〜木製オルゴール〜

トキメキNO.8〜古書・昼夜帯〜

毎度力が入ってしまうこのシリーズ。 本日は古書、竹久夢二の「昼夜帯」である。 先日新宿の地下街を通りかかった時、小さな広場で古書のワゴンセールが開催されていた。 "どれでも全て300円"のフレコミに、気が付けば吸い寄せられていた。 大型の、ずっしり重たい美術書や写真集から映画のパンフレットまで。あちこちの古書店から出品された書籍類がいくつものワゴンに所狭しと並べられている。その中から選び出した一冊が竹久夢ニの「昼夜帯」だった。純粋なるジャケ買いである。 本の外箱。大正

トキメキNo.6 -ガラスのマグカップ- (リサイクルショップ探訪記録)

何はなくともこれだけは欠かさない、地区のリサイクルセンターパトロール。 永遠のマイブーム、トキメキシリーズ更新です。 「No.6 ガラスのマグカップ」 最初はその存在に気付かず素通りしてしまった。二周目のパトロール中に、あれ、こんなのさっきあった?と初めてその存在に気が付いた。 佇まいが品が良く控えめなのだ。(単に自分が見過ごしただけである) ご覧ください。 古いガラス特有のまろやかな透明感。カップの底辺ぐるりに入った泡にも似た模様、うっすら金色の縁取り、滑らかな

トキメキNo.5 -魔法瓶-(リサイクルショップ探訪記録)

「トキメキシリーズ」とは、リサイクルショップもしくは各自治体のリサイクルセンターなどを徘徊し、連れ帰った逸品たちをフィルムカメラにてその姿を記録し、可能な限り褒めたたえ、衝動買いの正当化を試みようとする「目論見」。 - トキメキNO.5「ガラス製魔法瓶」 - 魔法瓶。 このノスタルジックな響き。 蓋を開けて中を覗き込めば、ミラーハウスのようにめくるめくガラス張り。かつて保温機能の付いたポット&水筒と言えばこのガラス製の魔法瓶であった。当然ながら落としたりしたら最後、い

トキメキNo.4〜ポーチ〜(リサイクルショップ探訪記録)

ポーチ〜ではありません、ポーチです。念のため。 「トキメキシリーズ」とは、リサイクルショップもしくは各自治体のリサイクルセンターなどを徘徊し、連れ帰った逸品たちをフィルムカメラに姿を納め、可能な限り褒めたたえ、衝動買いの正当化を試みようとする「目論見」。 - トキメキNO.4「ポーチ」 - サテン生地のポーチなのである。 とかくくすみがちなリサイクルショップでこのカラフルな鮮やかさは嫌でも目についた。さまざまな鳥や赤い花の咲く枝が配された艶やかな水色のプリント生地に、

トキメキNo.3 ガラスの醤油さし(リサイクルショップ探訪記録)

トキメキシリーズ更新。 「トキメキシリーズ」とは、リサイクルショップもしくは自治体のリサイクルセンターを徘徊して連れ帰ってきた逸品たちをフィルムカメラで撮影し、可能な限り褒めたたえ、買い物の正当化を試みようとする目論見である。  - No.3「ガラスの醤油差し」- またもやガラス器の登場である。 手に取ればそこそこの重みを感じる。ちょっとやそっとでは倒れなさそうな壊れなさそうな、厚みと安定感のあるフォルム。 頭(注ぎ口)部分の着脱はネジ式。らせん状に溝が切られていて

トキメキNo.2 レトロなデザートグラス。(リサイクルショップ探訪記録)

レトロなデザートグラス、見つけました。 アイスクリーム。 プリン。 シャーベット。 ババロア。 溶けてしまうお菓子。 ふるふると壊れてしまう柔らかなお菓子。 冷たくて華奢なお菓子はやっぱりガラスの器に盛り付けてみたい。 かねてより憧れておりました。 区のリサイクルセンターでこれを見つけたときのヨロコビと言ったら! バニラアイスクリームにはミントの葉など飾らずにはいられない佇まい。 感激の逸品です。 一点60円也。

トキメキNo.1 豆皿(リサイクルショップ探訪記録)

「マガジン」なるまとめ機能を使ってみようと新規作成して気が付いたのだが、数ヶ月前に投稿したはずの記念すべき「トキメキシリーズ NO.1 」の記事が見当たらない。どうやら誤って削除してしまったようだ。折角フイルムカメラで記念撮影も行っていることだし、新たな気持ちで初回を再投稿してみる。 「トキメキシリーズ」とは、リサイクルショップもしくは各自治体のリサイクルセンターを徘徊し連れ帰ってきた逸品たちをフィルムカメラにその姿を納め、可能な限り褒めたたえ、衝動買いの正当化を試みようと