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書記の読書記録#114「作曲基礎理論 専門学校のカリキュラムに基づいて」

井原恒平「作曲基礎理論 専門学校のカリキュラムに基づいて」のレビュー


レビュー

稀に感じる,自分との文章の相性の悪い著者だった。

それを除いたとして,内容自体は値段以上の価値があると思う。特にコード進行における理論について(和声学の基礎にもなる),迷ったら本書で間違いないだろう。

以下個人的な注意点。

・本書だけで完結はしないと思った方がよい,理解すればするほど他の名著が必要になってくるだろう

・序盤からテンションコードやオルタードが出てくる,必要なければ飛ばして先に進めた方がよい

・その章が完全に理解できなくても,著者の想定する理解に及んでいなくても,まずは通読することを優先する

・著者はラヴェルやドビュッシーに好みが寄っていると思われる,また1000曲以上書いている職人である,これを念頭において文章を読む


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