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書記の読書記録#260「学際的創薬科学論」

石川智久「学際的創薬科学論」のレビュー


レビュー

静岡県立大学の教授陣による創薬化学の教科書(おそらく学内の指定教科書として作成したのだろう),題名の厳つさとは裏腹に内容は至って普通。内容としては,各薬剤の開発経緯や構造活性相関,標的への結合様式,薬物動態について簡単にまとめたようなものとなっている。論文を収集する前にざっと眺めておくと良いだろう。


もくじ

1 序論
2 末梢神経系作用薬(カルベジロール,ソリフェナシン)
3 中枢神経系作用薬(モルヒネ,アリピプラゾール,ドネペジル)
4 循環器系作用薬(アムロジピン,エナラプリル,オルメサルタン)
5 消化器系作用薬(シメチジン,ランソプラゾール,ボノプラザン)
6 抗炎症薬・抗アレルギー薬(インドメタシン ファルネシル,アスピリン,フェキソフェナジン)
7 代謝系作用薬(プラバスタチン,カナグリフロジン,ピオグリタゾン)
8 抗ウイルス薬(ザナミビル,オセルタミビル,サキナビル,レジパスビル/ソホスブビル)
9 抗悪性腫瘍薬(テガフール・ウラシル,イマチニブ,イリノテカン,ニボルマブ)


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