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書記の読書記録#1048『キリスト教一千年史:地域とテーマで読む』(上下巻)

ロバート・ルイス・ウィルケン(訳:大谷哲小坂俊介津田拓郎青柳寛俊)『キリスト教一千年史:地域とテーマで読む』(上下巻)のレビュー



レビュー

主に古代キリスト教を専門とする著者による,1世紀のナザレのイエスから西暦1000年ごろまでのキリスト教世界をまとめた本。内容自体は世界史の知識の延長線上で読むことができ,そこでは見過ごしてきた出来事やものを知ることができる。


もくじ

上巻

序章 
第1章  エルサレムでのはじまり 
第2章  エフェソス、ローマ、エデッサ――キリスト教の拡大 
第3章  キリスト教共同体の形成 
第4章  内部の分裂 
第5章  カタコンベを建設する 
第6章  教養ある信仰――アレクサンドリアのオリゲネス 
第7章  迫害――カルタゴのキプリアヌス 
第8章  キリスト教徒皇帝――コンスタンティヌス 
第9章  ニカイア公会議とキリスト教の信条 
第10章  修道制 
第11章  キリスト教的エルサレム 
第12章  皇帝ユリアヌス、ユダヤ人、キリスト教徒 
第13章  司教と皇帝――アンブロシウスとテオドシウス 
第14章  建築と芸術 
第15章  音楽と礼拝 
第16章  病人、老人、貧者――病院の誕生 
第17章  教皇としてのローマ司教 
第18章  キリスト教社会のルール――カノン法 
第19章  ヒッポのアウグスティヌス 
地図 

下巻

第20章  キリストをめぐる一大論争 
第21章  エジプトとコプト、ヌビア 
第22章  アフリカのシオン――エチオピア 
第23章  シリア語を話すキリスト教徒――東方教会 
第24章  アルメニアとグルジア 
第25章  中央アジア、中国、インド 
第26章  キリスト教帝国――ユスティニアヌス 
第27章  西方での新たな始まり 
第28章  ラテン・キリスト教の北への広がり 
第29章  エルサレム略奪、さらなるキリスト論論争 
第30章  唯一神の他に神はなし――イスラームの勃興 
第31章  聖画像とビザンティウムの構造 
第32章  アラビア語を話すキリスト教徒
第33章  イスラーム支配下のキリスト教徒――エジプトと北アフリカ 
第34章  イスラーム支配下のキリスト教徒――スペイン 
第35章  西の皇帝――シャルルマーニュ 
第36章  スラヴ人の間のキリスト教 
終章 
地図 
年表 
謝辞 
訳者あとがき 
引用史料の文献リスト
読書案内
索引


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