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書記の読書記録#659『円錐曲線 -歴史とその数理- (数学のかんどころ 7)』

中村 滋『円錐曲線 -歴史とその数理- (数学のかんどころ 7)』のレビュー


レビュー

円錐曲線(2次曲線)についてまとめられた教科書で,類書の少ない分野である。基本高校数学の数Cレベルで,応用としてケプラーの法則を扱う。


もくじ

序章 円錐曲線とは?
序.1 円錐曲線とはどんな曲線?
序.2 生活の中の円錐曲線

第1章 円錐曲線の歴史概説
1.1 ルーツは古代ギリシア
1.2 中世の円錐曲線論
1.3 近世における円錐曲線復活
1.4 円錐曲線の再発見
コラム1:デカルトの座標の便利さ

第2章 円錐を切る
2.1 円錐を平面で切る
コラム2:アポロニオスと円錐曲線

第3章 円錐曲線(平面幾何)
3.1 焦点と準線
3.2 円錐曲線の幾何学的な性質
3.3 パスカルの定理
コラム3:ブレーズ・パスカルと円錐曲線

第4章 2次曲線としての円錐曲線
4.1 2次曲線
4.2 円錐曲線の分類
コラム4:双曲線下の面積

第5章 ニュートン力学から円錐曲線を導く
5.1 ニュートン力学の法則
5.2 投射体の"放物線"軌道
5.3 ケプラーの法則
コラム5:ケプラーの法則と『プリンキピア』

付章 予備定理・偏導関数
章末問題略解
あとがき
索引


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