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書記の読書記録#424『ハドリアヌス帝の回想』

マルグリット・ユルスナール(翻訳:多田 智満子
)『ハドリアヌス帝の回想』のレビュー


レビュー

マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar)は、フランスの小説家。『ハドリアヌス帝の回想』は1924年に構想されて1951年に発表された。

日本でいうところのイタコを本作は体現しており,五賢帝の一人ハドリアヌスの口を通して老いと死を語らせる。ここで,心理小説が歴史の軌道に乗り,確かな重みを得た瞬間を見ることになる。


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