書記の読書記録#72「メソポタミアの神話」
矢島文夫「メソポタミアの神話」のレビュー
レビュー
メソポタミアの代表的な古代民族であるシュメール人/アッカド人/ヒッタイト人による神話を紹介する本。この辺の神話はさまざまなファンタジー作品にも登場することから馴染みのある人も多いだろう。
大まかなもくじとメモ:
Ⅰ 天地創造の神話
・人間と農牧のはじまり(シュメール):大神たちとアヌンナキの神々
・バビロニアの創世記(アッカド):アプスーとムンム,女神ティアマト,マルドゥークの怪物退治,バーブ・イル(神の門;バビロン)の建設
Ⅱ タンムーズ神話
・イナンナ・ドゥムジの神話(シュメール):女神イナンナの冥界下り
・イシュタル・タンムーズの神話(アッカド)
テリピヌの神話(ヒッタイト)
Ⅲ ギルガメシュ神話
・ギルガメシュ叙事詩(アッカド):ギルガメシュ,エンキドゥ,フンババ征伐,天の牛,大洪水,不死の探求
・シュメールのギルガメシュ神話:地下界,生者の国
・アトラ・ハシース神話(アッカド)
・鷲に助けられた王(ギリシアのギルガメシュ伝承)
Ⅳ 神々と人間の物語
・アダパの神話(アッカド):人間とは愚かなもの
・エタナの神話(アッカド)
・ネルガルとエレシュキガル(アッカド)
・怪鳥ズー(アッカド):ニンギルス神による討伐
・クマルビの神話(ヒッタイト)
・竜神イルルヤンカシュの神話(ヒッタイト):東洋における八岐大蛇
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