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書記の読書記録#331『族長の秋』

ガブリエル・マルシア=ガルケス(訳:鼓 直)『族長の秋』のレビュー


レビュー

ガブリエル・ホセ・デ・ラ・コンコルディア・ガルシア・マルケス(Gabriel José de la Concordia García Márquez, 1928年3月6日 - 2014年4月17日)は,コロンビアの作家・小説家。架空の都市マコンドを舞台にした作品を中心に魔術的リアリズムの旗手として数々の作家に多大な影響を与える。1982年にノーベル文学賞受賞。(Wikipediaより引用)

大統領のモデルは,ドミニカ共和国で長期間にわたる独裁政治を敷いたトゥルヒーリョらしく,これはバルガス=リョサ『チボの狂宴』でも扱われている。

語り手がどうとかで思い出すのは『千夜一夜物語』で,それでは一人の語り手が多数の物語を展開していた。『族長の秋』はさらに面倒で,語り手は安定しないし雑音を多く含む。

肝心の作品本体はというと,特に面白くもないダラダラした文章という印象に止まる。いくらイメージで殴ったところで,それは文学の力なのか?


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