見出し画像

書記の読書記録#117「マハーバーラタ入門 インド神話の世界」

沖田瑞穂「マハーバーラタ入門 インド神話の世界」のレビュー


レビュー

「マハーバーラタ」とは古代インドの叙事詩で,原典の長さは聖書の4倍に相当する。本書はそれらを,主に本筋を取り出して要約したもので,ところどころ神話学的なコラムがついている。入門と書いてはあるが,あらすじが凝縮されている分全くの初心者では厳しいかもしれない。

個人的にはこちらの方を1冊目として薦める:


もくじ

第1章 はじまりの神話

宇宙のはじまり/大地の重荷/蛇供犠/ガンガー女神の結婚/王母サティヤヴァティー/パーントゥ王の2人の妃と息子たち/カルナの誕生/ガーンダーリーの息子たち/クリパとドローナの誕生/御前試合/燃えやすい家の罠/ウッタンカとタクシャカ竜王/カドルーとヴィナター,蛇の母と鳥の母/乳海撹拌神話/シャクンタラー物語/呪術師ウシャナスとその娘デーヴァヤーニーの物語


第2章 繁栄

ビーマの羅刹退治/ドラウパディーの婿選びと5人の夫/王国の獲得/アルジュナの放浪1/カーンダヴァ森炎上/集会場/ラージャスーヤ祭/骰子賭博と王国追放/タパティー物語/ティローッタマー


第3章 追放

アルジュナの放浪2/ビーマとハヌマーン/ドゥルヨーダナの牧場視察/カルナ,耳輪を奪われる/夜叉の問いとユディシュティラ/ヴィターラ王宮での変装/ウッタラ王子とブリハンナダー/ナラ王物語/サガラ王の息子たち/ソーマカ王の一人息子/カリ・ユガの終末/蛙の奥方/スカンダの誕生


第4章 戦争と死

アルジュナとドゥルヨーダナの選択/サンジャヤの使節/クリシュナの平和使節/クンティー,息子カルナに会う/進軍/ビーシュマ,総司令官になる/アンバー物語/戦争直前/戦争第1日目〜第14日目/夜戦/戦争第15日目〜第18日目/アシュヴァッターマンによる夜襲とドゥルヨーダナの死/ブラフマシラス/ガーンダーリーの呪い/アシュヴァメーダ/死/マータリの地底界遍歴1〜6/マータヴィ物語/死の女神の誕生/シュリーと雌牛


本記事のもくじはこちら:



学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share