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The Cell まとめノート #16 "The Cytoskeleton"

Chapter16 "The Cytoskeleton"のまとめ。

何が書いてあるか

16-1 "FUNCTION AND ORIGIN OF THE CYTOSKELETON"

・真核細胞の細胞質は,細胞骨格と呼ばれるタンパク質フィラメントのネットワークによって空間的に組織化されている。

・細胞骨格には,アクチンフィラメント微小管中間径フィラメントの3つの主要なタイプのフィラメントが含まれている。


16-2 "ACTIN AND ACTIN-BINDING PROTEINS"

アクチンフィラメントは,結合しているATPの加水分解による動的挙動を受ける。

・アクチンフィラメントは分極しており,プラス端重合し,同時にマイナス端脱重合することで,絶えずフィラメント分子は入れ替わっている(トレッドミリング)。

チモシンなどの隔離タンパク質は,フィラメント分子と結びついて単量体の状態を保たせる。

Arp 2/3複合体フォルミンなどの核生成因子は,それぞれ分岐フィラメントと平行フィラメントの形成を促進する。

・アクチンフィラメントに相互作用する種々のタンパク質は,フィラメントの組立や分解の速度を制御することができる。

・別のクラスの付属タンパク質は,互いに架橋することでフィラメントをより大きな構造に組み立てる。


16-3 "MYOSIN AND ACTIN"

ミオシンはATP加水分解エネルギーを機械的な作業に変換して,アクチンフィラメントに沿って段階的に移動する。

骨格筋は,アクチンとミオシンIIのフィラメントが高度に整列してできた数千本のサルコメアと,多くの付属タンパク質を含む筋原線維で構成されている。

・骨格筋の筋収縮はCa2+によって刺激され,トロポミオシンが移動しミオシン結合部位を開くことで,フィラメントが互いにスライドできるようにする。

平滑筋細胞はアクチンとミオシンの束が散らばっており、ミオシン軽鎖キナーゼによって制御されている。


16-4 "MICROTUBULES"

微小管チューブリン分子からなる高分子であり,微小管のプラス端にGTPを含むチューブリンサブユニットを付加することによって重合する。

セントロソームなどの微小管形成中心MTOC)は,微小管のマイナス端を保護し,新しい微小管の形成を促進する。

モータータンパク質であるダイニンキネシンは,ATP加水分解エネルギーを使用して,微小管に沿って一方向に移動する。

・ダイニンは微小管のマイナス端に向かって移動し,軸糸を通して繊毛鞭毛に運動を与える。


16-5 "INTERMEDIATE FILAMENTS AND SEPTINS"

中間径フィラメントはコイル構造の集合によって形成され,細胞に機械的強度を与える。

・上皮細胞のケラチン,神経細胞のニューロフィラメント、筋肉細胞のデスミンなど,組織特異的な形態の中間径フィラメントが多数存在する。


16-6 "CELL POLARIZATION AND MIGRATION"

細胞移動には,多種多様な細胞骨格付属タンパク質の協調した活動が必要である。

Rhoタンパク質ファミリーは,細胞移動のための形態変化を制御する。


ノート

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