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書記の読書記録#454『新訳 ドン・キホーテ』

セルバンテス(翻訳:岩根 圀和)『新訳 ドン・キホーテ』のレビュー



レビュー

『ドン・キホーテ』(Don Quijote、Don Quixote)は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス小説騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士(アロンソ・キハーノ)が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗って冒険の旅に出かける物語である。1605年に出版された前編と、1615年に出版された後編がある。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ドン・キホーテ


ここまで支離滅裂かつ本として成立した古典はそうそう無いかもしれない。出来が悪いとみるか,近代を予見したとみるか。

メタフィクションをするということは,語ることへの疑問から始まり,やがて作者の収拾のつかない狂宴へと至る。それを妄想だと唾棄するには時代が早すぎた。例えばなのだが,現代の異世界ものにも,こうした疑問の視点が欲しいところである。


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