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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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#アフォーダンス

書記の読書記録#121「身体とアフォーダンス: ギブソン『生態学的知覚システム』から読み解く」

染谷昌義・細田直哉・野中哲士・佐々木正人「身体とアフォーダンス: ギブソン『生態学的知覚システム』から読み解く」のレビューと読書記録 レビューメインテーマは,ギブソン「生態学的知覚システム」(1966)の読解。日本生態心理学学会のシンポジウム,およびその後の座談会の記録からなる。主にギブソンの革新性について知ることができる。 読書記録# 1p3〜64 ・ギブソン「生態学的知覚システム」(六六)・ベルンシュタイン:運動指令,運動の多義性・ゲルファントとツェトリン:最小相互作

書記の読書記録#101「新版 アフォーダンス」

佐々木正人「新版 アフォーダンス」のレビューと読書記録。 レビューアメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンにより提唱された「アフォーダンス」についての入門書,ページ数が少なく元をあたるよりもハードルは低いだろう。デザインの理論としても重要な概念の一つであり,本書で入門して損のない内容だと思う。 読書記録# 1p1〜57 ・フレーム問題・デカルトの「こころ」・ゲシュタルト心理学者,ファイ現象・ニューリアリズム・ビジュアルワールド・「動き」の導入・刺激の配列・光のトンネ

書記の読書記録#94「アート/表現する身体 アフォーダンスの現場」

佐々木正人(編)「アート/表現する身体 アフォーダンスの現場」のレビューと読書記録 レビューアフォーダンス(affordance)とは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念である。「与える、提供する」という意味の英語 afford から造られた。(Wikipediaより引用) 本書ではアフォーダンスの実例として,コーディネーション(演劇,一人芝居,指揮,楽器演奏),イ