犬はかすがい-すずころ日和 夫婦-
こんにちは。皐月です。
年度末最終日ですね。
今日はあなたはどのようにお過ごしですか。
今朝は「明日の朝は俺が散歩に行く」という言葉を信じて、キュンキュンのすず時計をやり過ごし、朝7時にゆっくりと起きました。
扉を開けると家は薄暗く、リビングを見ると黒い物体が伸びている。
旦那さんの布団に目をやると、こんもりと膨らみがある。
キュンキュンはすぐに止まっていたけれど、諦めてお父さんを寝さしてくれていたのね。
カーテンをあけるともう眩しい。
待っていてくれたのね、とすずを撫で散歩の準備をしていると旦那さんが下りてきた。
結局夫婦とワンコでの朝散歩。
なぜかいつも基本一人ではいかない彼。
すずはご機嫌でぐいぐいと前に進む。
二人なので写真を撮ってみたりする。
ツーリングに行く人たちが集まっている横を通り過ぎたり、彼氏の車から下りてずっと手を振って出勤する若い美容師さんをみたり。
出荷作業をする農家さんがいたり。
日曜の朝。
私たちは仲良く散歩する夫婦にはたからは見えるのだろうな、なんて思ったり。
子どもたちは起きる気配さえない休日の朝。
「犬がかすがい」
気分はもう熟年の入り口にたった夫婦のようだ、と私が思っているなど彼は思いもしないだろうなあ。なんて。
昨日はお気に入りサッカーチームのホーム戦だった。
子どもの都合で私たちは行けず、旦那さんだけ参戦。友人と行く約束の彼。
そこに、彼の友人が4歳の女の子を連れて行きます、と言われていた。
前日からずっと「4歳の子だよ。連れてくるんだって」何度も繰り返す。
このセリフ、どう聞こえますか?
普通ならを私が想像すると「2時間大人しくサッカー見れないじゃん」が多くの人の実は本音かな、とか思う。
しかし。何度も言う彼に私が言ったのは
「もう、楽しみで仕方ないんでしょ?」
彼はそこで、やっと
「うん」
いやあ、みたいに嬉しそう。
「どうしようかな〜、東京ケーキくらいは買ってやろうかなあ」
ウキウキが滲み出ているオーラ。
小さい子大好き。子ども大好き。
ディズニープリンセスが印刷されたお菓子があったので、これ持って行く?ときくと「おお、いいね!!」といそいそとバックに入れる。
子どもたちが大きくなってきて、小さい子は久しぶり。
「ずっと座って見られないんだよね〜」
と子どもの小さい時の観戦を思い出しながらも、ずっと嬉しそう。
きっとこんな人ってめずらしい。
結婚を決めた一つが、子ども好きで、そして子どもからも好かれる人だったから。
友達のちびっ子たちと公園に行くと、いつも彼の周りには子が集う。
そんなことを久しぶりに思い出した。
昨日の帰宅後。
結局、4歳の子は来なかったらしく友人2人と観戦した彼。
お土産のお菓子は渡したらしい。
「来れなかったんだよね、残念」
というさみしそうな旦那さんが、ちょっと可愛かった。
子どもたちに「お父さん、小さい子に会えなくて残念だったね」と慰められている図。
DAZNで試合を親子で夜は観戦して盛り上がる。
そんな翌朝の今朝。
ぽつりぽつりの会話と散歩後はそれぞれが用意して食べる朝食。
まあ、なんだろうか。
わが子が育ってきて、犬が加わって。
仲はやはりそれなりにはいいのですよ。
最後までお付き合いありがとうございました。
では、また。
皐月
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