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農業はじめました。

前回のnoteでも書きましたが、ご縁があって北海道の農家さんの元で働かせていただいております。

もう少しで、働き始めてから丸1ヶ月が経とうとしているわけですが、毎日学びと発見が多く、ぐいぐいと農業の世界に気持ちが魅了されている真っ最中でございます。

とは言え、「3K(サンケー)」と言われる職種の農業でしょ?

っと言われそうなのですが、私は毎日楽しくて仕方ありません!!

そもそも「3K」という言葉はここ最近知ったレベルなのですが、この「3K」「汚い(KITANAI)、キツい(KITSUI)、危険(KIKEN)」と言われる職種のことを言うようで、調べたところ「工事現場、清掃関連、原発現場、農林水産関連、看護師」のお仕事のことを指すことが多いようです。


…うむ。それは、働いている人がそう感じるか否かではないのか?っと。

「汚い」は土汚れなどを指すのでしょうか?サッカーをしていた私にとっての土汚れは、プレーで汚れる、農作業で汚れるは、「汚いッ!!!」っと発狂するようなものではないようです。

「キツい」は肉体労働的なことを指すのでしょうか?教員なりたての頃の板書は腕が筋肉痛になったし、立ちっぱなしの授業は足が棒になりました。書類作成ディスクワークの時期は、肩こりが酷かったです。それでも、時系列と共に体が順応してくるもの。それに、フィットネスクラブに通うような感覚で、筋トレのつもりでもいます。笑

「危険」は高い場所などでの作業を指すのでしょうか?ジャングルジムが大好きだった私にとっては、ビニールハウスの設置の時は、骨組みに上がり、パイプ一本の上をつかまりながら歩くのは、ワクワクする作業でした。また、先日は急な突風が吹き、ビニールが浮かないように全体重かけて抑えていたものの、体が宙に浮いた際には少し興奮すら感じました。笑


なので、

「3K」と一般的に括られている職種は「3K」と感じない人もいると言うことです。


楽しい中でも、日本の農業界が抱えている課題が今まで以上にハッキリと見えてきているのは、事実です。

Youtubeで勉強していた際に、このような動画を発見しました。

日本の農業界はかなりの数の外国人労働者に助けられて、持続できていると言う事実。

もちろん、全ての農家さんがそうではないようですが、本来農業で働くために来日する予定だった外国人労働者が、コロナさんの影響で約1700人が来られなくなった事実。農業就業者の平均年齢が67歳(2019年)という事実。(動画内から抜粋)

私が働いている農家さんにも外国人労働者はいますが、同じように来日予定だった別の外国人労働者が来られなくなったようで、日本人相手に求人を出し、私が応募したという経緯があります。

また、社長の知り合いの農家さんは、それでも労働者が確保できず、ネパール人を雇うことになったと耳にしました。

日本では、新たに農業界に参入する人よりも、辞めていく(労働者不足、年齢などにより)農家さんが断然多いようです。

つまりは、日本の人口減少(消費量)と生産量の減少が同じ勢いで進むのであれば問題ではないが、生産量の減少が著しく早いのであれば、輸入に頼るか、生産量の勢いを緩めなければいけません。

コロナさんのような全世界的な影響力を持つウィルスやそれに近いものは、今後再び起こると、思っていた方がいいと思います。

そうなると、輸入に頼りすぎたら輸入ストップで、品薄問題を抱えてしまいます。おそらく、現在店頭に不足しているものは、何かしら輸入に頼っているものがあるのでしょう。それでも、食材を買いにスーパーなどに行きますが、「品物が無さすぎて困る!!」という感覚は、今のところ感じていません。

っとなると、生産量の減少の傾きを考えなければいけません。農業就業者の平均年齢67歳は、私個人としては、かなり衝撃でした。

日本の食の根元を支えている農家さんが、コロナさん感染の危険に晒された場合。最悪のことが起こった場合。それらを想像するとゾッとしませんか?

ピタッと市場に並ぶ食材の数が激減するのではないかと。

コロナさんのような第二弾はこの先、起こり得る可能性はゼロではないと。


日本は土地や水源に恵まれている国だと思うので、食糧難はちょっと考えられない問題だと思っていましたが、生産する人がいなくなるのであれば、話は変わります。

また、世界最先端の農業国に比べると、日本の農業はまだまだ大半がアナログです。オランダのトマトハウスをYoutubeで見た時には、感動すら覚えました。

AIやロボット、機械などを上手く融合させることで、冒頭で話したような「3K」の言われようもわかるのではないかと思っています。

まだまだ農業初めて1ヶ月。できることは数少ないですが、気づきや勉強で得た知識は私目線で発信していきたいと思います。


それでは最後に、可愛いトマトの赤ちゃんをどうぞ。笑

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