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日々、違う

東京に暮らしていたころは毎日が同じ繰り返しだった
朝同じような時間に目が覚めて
家事をして、ご飯を食べて、
毎日同じような愚痴を言いながら仕事して
帰ったらテレビを見て、お酒を飲んで帰りを待つ
部屋から見えるのはコンクリートの壁で
マンションの敷地は汚くて、窓を開けたら柔軟剤とたばこのにおい

そのすべてが嫌だったわけではないけれど
気付けばゴミ出しの曜日でしかカレンダーを見なくなり、
気付かないうちに季節が変わっていた

この町に来て最初は風に強さに驚き、
鳥の鳴き声や、たぶん子どものころ以来に見る虫ににおびえ
暗い夜道に不安になるけれど
直売所に並ぶ野菜から季節の移り変わりに気付いたり
草と土のにおいに安心したり
夜は暗いということを思い出したりもした

まだまだこの町での生活は始まったばかりだけど
いいことばかりではないかもしれないけれど
バイトにも少しは慣れて、少しずつ知り合いも増えて
いよいよこの町でやりたかった
アレを進めるタイミングなのかもしれない

アレに関しては初めてのことなので
もうちょっと準備ができたらnoteでも書いてゆきたいと思います

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