見出し画像

我々は生かされている

竹田恒泰•塩沼亮潤「日本がもっと好きになる神道と仏教の話」を読みました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①古事記にみる大自然の摂理
→「古事記」では天照大御神という太陽の神様が統治者というのが象徴的。科学の知識のない古代の日本人も、太陽を生命の源と考えていた。

②我々は生かされている
→西洋人は「自然を支配する」感覚がある。日本人は大自然に神が宿ると捉える。修験道は仏教と神道が混じった宗教。大自然に身をおき、人として大切な何かと出会う中で、日々の行いを正して生活する。

③三峯神社は神社とお寺が一緒になったようなところ
→明治維新までは皇室も「神仏習合」だった。神仏習合は日本人の優れた知恵で、外国にはこのような考え方はない。完全に混ざって一つのものになるのではなく、共存していく。
三峯神社の今は、仏像が博物館に展示され、お堂だったところはきれいな喫茶店になっています。

私の感想

上記①について
私は古事記に興味を持ったことがなかったのですが、著者のおふたりの対談形式のお話しがとっても興味を惹かれました。日本人は古くから大自然から摂理を学んでいました。

上記②について
私は塩沼亮潤さんの荒業に憧れをもっていました。彼の修行された修験道を通じて、自然から感じる感覚が研ぎ澄まされて、そこから学んだ真理が、素直と謙虚。我々は生かされているという考えは、日本人に特徴的な感覚だというのが誇らしく思います。

上記③について
私の地元秩父にある三峯神社がお話に登場して、嬉しく思いました。著者が語る中心にある神仏習合の象徴的な場所なんだなぁ、と。また足を運んで、神道と仏教に想いを馳せたいです。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?