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人間は寒さに順応できる

スコット•カーニー「サバイバルボディー」を読みました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①人間の体は、多様な環境にほんの数週間で順応する
→高地では、赤血球を増やして血中の酸素濃度を補う。蒸し暑さのなかでは、汗を出して体から塩分を減らす。寒さにも当然、順化できる。

②アイスマン(ヴィム•ホフ氏)のトレーニング
→冷たいシャワーを浴びる、限界まで息を止める、長時間の瞑想、ハードな腕立て伏せ。
これらのトレーニングを続けて、寒冷刺激に順応できるようになる。
科学的な検証でも、寒さに身をおくことで糖尿病が改善するなどの結果が出た。

③キリマンジャロ登頂
→著者のスコット•カーニー氏が自ら実証。寒い中でシャツを着ずに登頂に成功した。寒さを肌で味わって、キリマンジャロと一体化する体験となる。
スコット•カーニー氏やヴィム•ホフ氏は、快適ゾーンを出ることの重要性を説き、今までより薄着することを提唱。


私の感想
上記①について
古くからの人類は、現代のように暖房など完備されていない中で暮らしてきたわけです。寒さの中を生き抜く力は本来は持っていたという話は納得できます。
ただ今の私は毎朝の出勤時の寒さに震えていますが。

上記②について
私はいきなり冷たいシャワーを浴びてみようとは思いませんが、朝の寒さの中での徒歩出勤もトレーニングと捉えて見られるな、と思いました。時々、寒さに身をおくことによる健康面のメリットがありそうだと思います。

上記③について
著者のスコット•カーニー氏はジャーナリストだということですが、まさに体を張ったリポートに感動しました。「走るために生まれた」のクリストファー•マクデューガル氏もそうですが、欧米の方々のこの手の本はスケール感が違います。
私も影響を受けました。このところ、休日の朝ランをサボりがちでしたが、またやってみようと思いました。

ありがとうございました。

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