資格を取ったら変わるのか
久保輝雄「社労士のお仕事と正体がよ〜くわかる本」を読みました。
私が選んだポイントは以下の3点。
①資格を取ったら変わるのか
→資格本に書いてあるのは「すべてうまくいったことが前提」。実務ができるようになり、営業して顧客が取れたら。
サラリーマンも資格を取っただけでの特別扱いはない。本人の意欲や努力は評価される会社はあるが。
②資格にお客はついてこない
→資格を取って、看板を出したらお客が訪ねてくるわけではない。顧客との関係作りが重要。下僕となって、言われたことを何でもしていたら、雑用係。
③組織に縛られず、自由に働きたい?
→開業社会保険労務士の場合、休みは決まっていない。日曜日が完全OFFかと言えばそうでもない。経営者は日曜日休んでいるわけではなく、電話がかかってくることもある。これは仕事のやり方による。
私の感想
上記①について
私もいわゆる資格本はたくさん読んできましたが。本書は、ぶっちゃけ話が満載で、社労士の本音が伝わってきた感じ。甘くてなくて、それが現実。面白く感じました。
上記②について
お客はほしいが下僕になってはいけません。やはり実務に長けて、良い関係性が築けないと。リアルな感じが伝わってきました。
上記③について
今の組織から逃げるための資格取得というマインドではうまくいかない。それが良く伝わってきました。開業社会保険労務士になるには、「組織に縛られない」なんて甘く考えず、組織に守られていることに感謝すべきと思いました。
ありがとうございました。
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