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同棲中、男性側の視点


同棲前に、どんな部屋に住もうか話しているときに
「リビングとかダイニングとか、広い方がいい!」と漠然とした主張する僕に対して彼女が何気なく「えーやだよ、掃除するの私でしょ」とこぼしたのが何となく印象的で、今でも忘れられないでいる。

なぜ彼女が「どうせ掃除するのは私なのである」と思ったのかは、2年間の遠距離恋愛を通して僕の雰囲気が「掃除しなさそう」だったからに他ならないのだが、しかし僕は彼女のその予想を裏切るようにして掃除をしている。掃除っていうか、結構家事をやっている。




2年間の遠距離恋愛を経て同棲を始めた僕たちは家事の分担をあえてしなかったのは以前書いたとおりだ。お互いの仕事のリズムは違うし、繁忙期も違うだろうから、担当なんか決めずに、気づいた方が率先してやろうぜ、というゆるいスタンスでルールを決めないルールを作った。
これが、何やかんやでうまく回っている。よかった。


同棲する家を選ぶときに、いくつかの理由があって、彼女の職場から遠く、僕の職場からは近い家に住むことになったのも大きい。

具体的には、彼女は定時上がりで20時ごろに帰ってきて、僕は17時半には家にいるのだ。そうすると2時間半僕には自由時間があるので、じゃあご飯作るね、となるのは当たり前のことなのだ。これは同棲する前からわかっていたことだし、彼女の職場から遠くになってしまったことへの負い目がある。できるだけ家事をして、せめて彼女の負担を取り除きたいと思って動くうちにこういう形になった。



ただ僕も家事が面倒くさい日はあるので、
そういう時は冷凍餃子を発動したり、しれっとコロコロローラーを追加で買って複数のところに設置したり、有料ゴミ袋に分別しないゴミを突っ込んで処理したりして手を抜いている。

彼女は「そういうのは手抜きじゃなくて手間抜きだからいいんだよ」と言って笑ってくれるが、僕は一応は「丁寧な暮らし」を標榜して生きていきたいと思っているので、できるだけ納得した家事をしたいと思っている。


彼女も仕事を終えて疲れて帰ってきても洗い物をしてくれたり、気づいたらお風呂場が綺麗になったりしている。いつもありがとう。

こんなふうにして家事は結構自分としては頑張っているのだけれど、ひょっとしたらそれは心のどこかに一番最初に紹介した「どうせ掃除するの私でしょ」が呪いのように僕の心に刺さっていて、「そんなことないもん、おれもやるもん」という…..なんだろうな、反骨精神?みたいな原動力で動いているところもあるのかもしれない。子供っぽいですねえ…。



おしまい!



#家事分担の気づき

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