鈴木ユートピア
オールドコンデジ、ミラーレス一眼....カメラを巡る僕とカメラのおはなし
オートバイで旅をするということ
「写真集、出します」という盛大なイキリエントリを世に放ってから5ヶ月が経ってしまいましたが、ようやっと写真集ができました。 初めての写真集だったので「やればできるもんだなぁ…」と感慨深い気持ちと「もっと早く作ればよかった」という気持ちがマーブルになって複雑な心境です。でも良いもんです。できると思えばできる。できないと思えばできない。やっぱり大切なのはノリと勢いですね。勢いがなければ作品づくりなんて社会人には難しいです…。 初めての写真集は植物の写真を集めた作品になりまし
Nikon Z5と Nikon Z30を所有していて、場合によって使い分けています。 2台を持っていて、やっぱり自分はフルサイズとAPS-Cと2台が必要なのだなと痛感したので、この辺りをつらつらと語りつつ整理したいと思います。 カメラを持ち歩かなくなること。 カメラ好きにとっての一つの”おしまい”はカメラを持ち歩かなくなることだと思っています。 「スマホでいいじゃん議論」はカメラ界隈で常々取り沙汰されるテーマではありますが(すごく興味深いテーマです)とにかくカメラはカバ
叱られなくなった 突然だけど、30歳を過ぎてから本当に叱られなくなった。なってしまった。 会社に入ったばかりの新人の頃はしょっちゅう叱られて、叱られながら「こうやって叱られている内が花だぞ。叱られなくなったらおしまいだからな」と言われていたけれど、それを言う側になった今となっては意味がわかる。 ある程度歳をとって「わかりません」では済まされない年齢になると、自分を叱ってくれる人がほとんどいなくなる。 子供の頃は洋服の襟が変な風に曲がっていたり、口の周りにご飯粒がついてい
もう今夜はスマホは触るまいと思い、まだ20時だけどスマホを充電ケーブルに繋いで枕元に置いた。 その隣の作業机で日記でも書こうと思い手帳を取り出すと早速「ピロン」という通知音が鳴った。こんな時間に誰かLINEだろうか。さっき封印したばかりのスマホの様子を見に行くとLINEの通知が来ていて、「スターバックス・JINSほかから通知が来ています」という内容。要するに誰から連絡が来ていたわけでもなく、ただスマホが「そろそろLINEを確認したら?」と知らせてくれたのだった。 これは本
「オリジナル香水が作れるお店があるんだけど、行ってみる?」と彼女さま(婚約しました)からお誘いいただき、恵比寿に本店を構えるショウレイヤードさんに行ってきました。 沢山の用意された香水を自分好みの比率でブレンドして、自分だけの香水を作り上げることができるとのこと。香りだけでなく、瓶の形やキャップのデザイン、香水の名前まで自分で決められるとのこと。心が躍ります。 オリジナル香水は予約必須。店員さんがマンツーマンで対応してくれるので、すごく落ち着いた雰囲気の中で香水を選ぶこと
カメラを買ったときに同梱されているストラップが好みでなかった場合、どうすればいいのか。 世間の人はどこでカメラストラップを調達してくるのだろう。カメラはスマホみたいにカバーがあるわけではないので、オリジナリティを出すにはやっぱりストラップしかない。せっかくだからストラップはお気に入りの一本を考えたい。 ところが。 ヨドバシカメラやヤマダ電機といった家電量販店を覗けば色々なストラップが売ってると言えば売っているけれど、どこに行っても在庫してあるものは同じようなデザインで、し
先日彼女さま(婚約しました)とデートの際に「デートにもカメラを持っていけば、デートもできるし写真撮影もできるし最高なのでは??」と思い、意気揚々とカメラを首から下げて出かけた。 noteを見渡すとお子さんを撮るためにカメラを買った人も多く、別に写真撮影って必ずしも孤独な趣味ではないのだな、と思った。世にはフォトウォークなるものも存在し、みんなで歩きながら撮影会をやったりしているみたいだ。そういうのも面白そうだなって思う。 結論から言うと、デートをしながら写真を撮るのは全然
文学フリマに写真集を提げて参加します。 何かしらエッセイ的なものも出せたらいいなあ、と思っています。 https://bunfree.net/event/tokyo39/
とにかく忘れっぽくいい加減な性格なので、3分以内に実行できないことは全部Googleカレンダーに書くようにしている。 そうするとGoogleカレンダーがスケジュールでギチギチになって、とにかく仕事に関して言えばそこに書いてあることを上から順番に消化していけば誰にも怒られないし、誰にも迷惑をかけずに済むシステムになっている。 とりあえずはここ3年くらいはこの仕組みでうまいことやってきた。 つもりだ。 気づけば親への結婚挨拶の日にちが迫っていて驚いた。 そういえばレストラン
最近はカメラで写真を撮りに行く=植物写真を撮りに行く くらいの頻度になっていて、囚われたように植物の写真を撮り続けています。木でも草でも、とにかく植物が好きです。 中でも好きなのは温室で、南国の植物が好きとかそういうことではなく、音質のような巨大な人工物の中に巨大な植物がひしめいている様を見ていると"萌え"を感じるのです。廃墟好きとか遺跡好きとかと趣向性は同じかもしれません。 植物が好きというと、地球に優しいとか、オーガニックを心がけるとか、緑化を進めるべきだとか、そうい
2作目となる写真集の制作に取り掛かっています。 写真集のテーマは「植物園」で、前作「Playing」では道端に自生している植物を中心に扱ったところから打って変わって管理された植物に焦点を当てて作品づくりをしようと思います。 前回の写真集の反省点がありまして...。 言うなれば「やりたいことをやりたいようにやりすぎた」と言いましょうか…。 写真集として読み始めから読み終わりまで緩急をつけてストーリー性のある形に昇華できなかったりとか、コンセプトに重点を置きすぎて普通に目
現在発売中の1st写真集を購入頂いたか方からのご感想で、横位置だともっと良いのでは?というコメントをいただいて非常に嬉しかったのだけれど、これに返信すると記事と同等の長さになってしまいそうなので記事にすることにした。本当にコメントありがとうございます。励みになります! これは実質すごく長い返信です。 それは本当にそう 素直にそれは本当にそう!と思った。 そうなのよ! 現行のカメラは二眼レフを除けば横長の機械なので、やはり正位置は横長の構え方になる。現にビギナーの写真
先日のエントリにて、26mm広角の画角は使いづらい件について言及した。 このエントリを上げたあとで、「でもそうやって試してもいないのに可能性を制限しちゃうのってもったないような…」と思い、本当に使いづらいのかどうかやってみようと思い、Z5にNikkor 26mm f2.8パンケーキレンズをつけて出かけることにした。 ちなみにこの日は友人がKADOKAWAから書籍を発売することになり、その発売記念イベントのトークショーの司会として参加する予定になっていた。会場は飯田橋だった
デザイナーという職業は喋る機会が少ないと思う。 口を動かす暇があったら手を動かせというか。 自分のデザインについて喋りすぎていたら、それは自分のデザインに自信がない証拠のように思われてしまうかもしれないという恐れがある。 例えばピカソが自分の絵について一生懸命説明して、「この絵のこの色はxxxを表現していて、これは戦争をテーマに描いてるんですが、ここの描かれている女性はこういう意図でここに配置してるんですよね。それから〜」などと饒舌になっていたら 「あんまり上手く描け
今所有しているレンズとその用途について書いておきたい。 現在所有しているレンズは4本。 NIKKOR Z 26mm f2.8mm Zレンズ唯一のパンケーキレンズ。(ですよね?) コンパクトに撮影に繰り出したかったらこれ一択。 Zカメラのグリップに収まるレンズは現状これしかない。 機能以前にまずつけたときの機能美が好きで、お気に入りのレンズだ。 26mmレンズは35mm換算で39mmなので、ほぼ40mmの使い方ができる。 個人的には28mmでもなく35mmでもなく50m
大学生時代の就職活動のとき、なんとか面接官の記憶に残ろうと思ってキンモクセイの香水をいつも付けていたことがある。面接が終わったあとで「ほら、あのキンモクセイの匂いの人いたじゃない?」みたいな感じで記憶に残れば採用する可能性が少しでも上がるのではないかという浅はかな作戦であった。 その小細工が成功したのかはさっぱりわからないが、とある会社に入社することになり、「あいつはキンモクセイの匂いがするから採用したのに入社した途端匂いがしなくなった」と思われても困るのでなし崩し的にキン