親には親の、子には子の、どんぐりがある
どんぐり理論というものが、心理学にあります。
人は誰でも、その人それぞれの運命のようなものを持っていて、
それは、遺伝や、過去(育ってきた環境など)に影響されることがなく、
その運命のような役割を果たすべく、人は生まれ、さまざまな経験をする。
どんぐりは、あの小さな一粒に樫の木になる運命を持っている。
そんなどんぐりが、あなたの中にもあるんですよ、というようなこと。
過去から未来への時系列ではなく、
未来の自分に必要なことが今起きている。
これは、子育てにも当てはまると言います。
親が子供を育てる責任はもちろんある。
けれど、
もはや私たちの手に収まらない彼らの運命の中身が
ちゃんと、
誰にでも、
既にあるのだということ。
同じように、親である私たちにも
彼らにはどうすることもできない、どんぐりの中身が
あるのだということ。
それは、別々の運命。
別々に育った木で、素敵な森ができたらいいな。
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