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「映画」カモンカモン

映画「カモンカモン」を観てきました。

アメリカの各地で子供にインタビューをするラジオジャーナリストが、妹の子供の面倒をみることになり、

ぶつかり合い、打ち解けて、少しづつ相手を理解し、認め合い、

子供のもつ可能性と、大人も気づかないくらい絶望を受け入れる強さと

子供も気づかないくらい、大人は不十分だということを

静かに、深く、沁みこんでいくように、伝えるようなお話です。

本篇で、主演のホアキン・フェニックスが読み聞かせるお話。

「星の子供」という、アメリカの絵本の一節だそうです。

わたしなりの訳です。

地球という星に行くためには
人間の子供として産まれなくてはなりません。

まず最初に、新しいからだの動かし方を覚えます。
腕や足を動かし、歩き方、そして走ることを学びます。

手を使ったり、音を立てたり、言葉を作ったり。

多くのことを学び、多くのことを感じます。

悲しみ、喜び、失望、そして驚き。

いつしか成長して、旅に出たり、仕事をしたりして
何年もかけて、理解しようとするでしょう。

幸せとは、悲しみとは、豊かさとは。常に変化するその人生について。

そして地球を去り、星へ還る日がきたら

きっと、お別れがつらくなっているでしょう。

この、奇妙で美しい世界との。

https://youtu.be/8we9OJ6IDDg

泣いてるの?
泣いてないよ。

泣いてるんでしょ?

大人だって、わからない。
大人だって、迷うもの。

大人だって、訳も分からず泣いたっていい。

だからきっと、人生は愛おしいんだね。


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