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何にもしないDayにオンラインコースで海外有名大学の授業を受けてみた

先日、朝から雨が 降っていた。
毎朝一時間のジョギングを日課 としているのに、諦めてゆっくり入浴だけした。

走った後のご褒美気分で 食べるミューズリー フォー アクティブピープル と、ヨーグルト、バナナ、イチゴ。

https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4008391046276

走ってないけど、食べた。

仕事がある日もそうでない日も、午前中はジョギング、入浴、朝食(+家族分)、片付けをしてからパソコンに向かう。

仕事がお休みの日は、オンラインコースで有名海外大学の授業を受講している。特に雨の日は買い物に行く予定がなくなりがちなので、読書をするか動画を見るか勉強をしている。

無料のオンラインコースを提供しているサイトはいくつかあり、MOOC=Massive Open Online Course と呼ばれている。日本語版はJMOOCで2012年から開催され、当時は興味本位でいくつか受講し、無料で少し興味のあるけどお金を払うほどではなくてまずは齧ってみたい、、というレベルの講座をサクッと学べるのでその仕組みにめちゃくちゃ感動した。(当時は、経営戦略とマーケティング、データ統計、スポーツツーリズムなどを受講)

ただ日本語版の講座よりも海外の方が恐ろしいほど多くの講座を開催しており、生徒数も多い分、レビュー数も多いから参考になる。

私はCourseraとedXの2つのアカウントを持っている。

Courseraはスタンフォード大学やエール大学、ロンドン大学などの世界的に有名な大学の講座のほか、GoogleやIBMなどのコースもあり、ソフトウエア開発やプログラミングの講座が充実していて、少し興味があるけど独学では何から手をつけていいのか分からないという方には最適。

仕事に役立ちそうなコースの他に、中国語やスペイン語などの語学講座や健康、アートなどもある。今だと、コロナウイルスの状況として度々ニュースで取り上げられるジョンズホプキンズ大学のコロナウイルスに関するコースも提供している。

私はコペンハーゲン大学が提供している「Sustainable Tourism – promoting environmental public health(サステナブルツーリズム–公衆衛生と環境改善」の4週間の講座を修了した。

https://www.coursera.org/learn/sustainable-tourism

タンザニアにあるザンジバルという小さな島の観光について、水不足、蚊の繁殖、ゴミ処理などの課題についての現状を現地の観光業としてホテルやごみ処理の現場などで働く方々に取材したり、専門家にインタビューしてその課題を様々な側面から研究し取り組みを観察している。

これまで、日本にいると感じていた観光課題はここ数年の京都のオーバーツーリズム、自然破壊と共存、伝統文化継承の危機などだった。しかし、オンライン講座の題材となっている島であるザンジバルは、急激に発展した観光業のせいで、水は不足し、適切に処理しきれないゴミが増え、インフラが整っていないせいで蚊が繁殖したりしている。観光業は雇用を生み出すと言われているけれども、ごみ処理や虫退治などスキルを伴うものではない雇用は地域住民が担当し、ホワイトカラーの資本家は国外の企業が担っていたりする。

海が綺麗と評判のリゾート地なら尚更、一定期間に旅行者が集中し、生活サイクルに必要な水を住民の何倍も使用し、ゴミを多く出し、その土地から去っていく。

観光業は地域コミュニティにダイレクトに影響し、ダメージを与え、旅行者が飽きたり、気に入らなかったりすると、別の目的地を探して二度とその土地には戻ってこないという課題を真正面から受けていた。

その観光客のほとんどは地理的に近い欧州方面からが多いようだけど、今回この聞きなれない島を調べてみたらザンジバルは海がきれいなリゾート島というだけではなく、世界遺産「ストーンタウン」があり独特の歴史と文化を持っているということがわかった。

参考:https://tripnote.jp/tanzania/zanzibar-stonetown

今回、このコースを受講しないと知らなかったであろうザンジバルという島と負の遺産「旧奴隷市場」は何とも胸が痛む。ザンジバルはGoogleで調べてみても600以上のレビューがついていて、日本の世界遺産である屋久島が400レビューくらいなので、世界的な地名度もそれなりにある様子。

この講座自体は数年前に提供されているため、リサーチ自体もそれより以前のもののようで、解決策としては複数のアプローチがあるが、まさに取り組みを実施している段階という印象だった。どれも簡単ではなく生活の根幹にかかわる部分であり年単位で中長期的に解決すべき課題なんだけど、SDGsは2030年を一つのベンチマークにしていて、今となってはあと10年しかないという事実に焦りを感じる。

タンザニアでは2019年6月にスーパーで渡されるようなビニール袋(Plastic bags)の持ち込みが国として全面禁止されている。日本ではやっと有料化が始まったばかりなのに、国単位での禁止とは、もはや待ったなしの深刻な課題になっていると感じる。

オンライン講座は普段のニュースだけではたどり着けない情報をより深く、広く知ることが出来て刺激になるので本当にお勧め。

この講座は英語のみだったけど、時々ボランティアで日本語訳を付けてくださっている講座もあるので、日本語変換や字幕で受講することも可能。

有料(5000円くらい)で講座の修了証ももらえるので、履歴書などに追加したければ可能。私は今回初めて有料の修了証を取得してみて嬉しかった。

次は、健康管理と栄養学に関する講座を学んでみたくて「Stanford Introduction to Food and Health(食品と健康・入門編)」を受講中。こちらは6月1日開始と記載されているけど、すでに1週目のビデオやテストは受講できる状態なので早速開始が可能。また受講の内容などを紹介したいと思います。https://www.coursera.org/learn/food-and-health?


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