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あっ!

あっ!と思うことは時々ありますが、どちらかというと突然の出来事に驚くというよりは、注意・緊張して心構えはあったのだが、つい油断して「あっ!」となることの方が圧倒的に多いように思います。
ホラー映画とか、肝試し、お化け屋敷というのはこれでしょう。何か出る、何かあるとわかっていながら、それが出ると「あっ!」「キャー」となるわけです。

私はこれらのことは好きでないので敬遠しておりますが、それでも「あっ!」はあります。それは緊張、注意していたのに最後の最後に油断して、という奴ですが、何かと言えば食事の場面。
私はナポリタンスパゲッティが好きで、時々食べたくなりますが、食べる時は例外なく家食の場。ナポリタンは100%最後にソースを散らして、服を汚すからです。でも家でナポリタンというのはそう食べたくなるものではなく、喫茶店とかファミレスで目に入ると、つい…で、結局「あっ!」となるわけです。注意してたのに…

さて、先日紀伊国屋書店に本を買いに行きましたが、丁度「おすすめ台湾本」ブックフェアというのもあり、冊子もいただきました。
先日来ここで紹介されている本を数冊読んでいたので、もっと読んでみたいなと思わせるものでした(買ったのは別の本でしたが)。

紀伊国屋の広島店があるのは広島そごうの所ですが、こちらも閉店はしないものの、一部クローズで大幅にレイアウト変更ということもあり、なんだか随分殺風景になっています。

本を買ってエスカレーターで下っていくと、丁度12時ちょっと前だったので昼飯にしました。3Fがバスセンターで、ここなら簡単なものなんかあるかな、先日次男が新潟に行った時に「バスセンターでカレー食べたか?」と聞いたのを思い出し、カレーはあるかな?
長いことバスセンターには来てなかったので、随分とレイアウトが変わっていて驚きましたが、イートインコーナーの「バスマチ」には何店かありました。

「蔵まつ」という店の前に行くと「キートン」とタイアップしているようで、つい考えもなく「カレー中華そば」と頼んでしまいました。

さあ大変、仕事の途中なので半そでの白シャツです。1滴でも散ると悲惨なことになるではないですか。で、タイトル写真のように手元に来ました。

「カレー中華そば」を前にしてドキドキ、緊張度も高まります。とにかく冷静にならねばと、箸だけでなくレンゲを使って食べること、少しずつ食べること、麺1に汁2くらいのペースで、散る量を減らすこと。
これを念頭に箸を入れました。
するとここの中華そばはゆで過ぎなのか、割合麵同士が引っ付いています。少しレンゲのうえで湯掻くようにほぐしつつ口に入れる方式にしました。まあゆで過ぎ?という感じなので中華麺そのものはあまりおいしくありませんでしたし、キートンのうどんの汁もほとんど具が入っていないので、あまり妙味はありません。
そんなことより大事なのは「あっ!」にならないこと。とにかく手順を話ずれず集中に次ぐ集中、緊張に次ぐ緊張で、なんとか完食しました。
一滴も散らさずの感触に、気持ちはロッキー!BGMもロッキーのテーマで、つい箸とレンゲを突き上げたいくらい(実際にするとここで汁が散るのでやりませんでしたが)。
一つやり遂げた気分と、暑い夏のカレー中華で燃える思いも加わり、爽快なランチとなりました。
帰り道の相生橋から見たサッカースタジアムも屋根がしっかり架かり、来シーズンも楽しみ、明るい気分で熱い道中でしたが会社に帰りました。

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