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脈々

過去を消したいと思うことはなくはないが、消せる過去などありません。その過去を反省し、背負って前に進むのが人間のあり方。

先日共同通信で裏金のボロが漏れ出した下村氏。そうそうに反論するのですが、こっちについては記憶があるんですな。

まあその裏金関係で地元紙を見ているとこんな箇所が

「池田被告は会頭を務めた日本青年会議所人脈を生かし、派閥のパーティー券を大量販売。選挙が強いとはいえない被告にとって、選挙資金を得られなくなる還流中止は死活問題だった。」

そう私の冒頭にかいた「消したい過去」とは「青年会議所」に所属してたこと。32歳から40歳まで9年間でした。
もう20年位前ですが、当時もこの青年会議所OBからパー券を押し売りされることありました。
青年会議所は各地区のローカルな会議所が単位ですが、それをまとめた日本青年会議所というのがあり、選挙で日本の会頭を決めます。そういえば各ローカルのトップは理事長ですが、日本だけは会頭と呼ぶのは不思議というか、なんだか「わしはお前らとは違うよ」と言っている風で、当時から疑問でした。

その日本の会頭は選挙で決まるといいましたが、候補者選び、あるいは全国の大会などを決める時は、OBが差配していました。
そのOBが政治家である場合、選んでいただけるように各地域の会議所はパー券を買うのです。
実際は買わされるというべきでしょう。

私はそういうのが嫌で嫌で、青年会議所を卒業したら組織につるむのはやめようと、ロータリーとかも勧誘されましたが固辞し、その後商工会議所や法人会(税務署)も退会しました。今は私も会社もそういう団体には全く関わっていません。
まあ公共に関わることで不都合は感じないこともないですが、内輪で回していく、さらに裏で回していくというそういうのが心底嫌でした。

ですからこの記事にある「会頭を務めた日本青年会議所人脈を生かし、派閥のパーティー券を大量販売」は間違いなく事実だと思います。
池田被告は私より10歳年下ですから、私が当時押し付けられていたパー券も池田被告は当たり前のように買って(周囲に買わせて)、彼自身が会頭になり、政治家になったら、今度は当たり前のように買わせて、裏金にし、それを自分の議席のために、汚れた相手に使っていたのでしょう。
ちなみに青年会議所OBの自民党国会議員は総裁、副総理をはじめごまんといます。

だから和歌山で青年局がやらかした下品なパーティも、ああ平成まで青年会議所が好んでやってた感じの空気感を脈々と感じました。もちろん令和になってもまだやり続けるのが保守党らしいなぁ。

そうか万博のキャラのミャクミャクは、脈々からきてるのかも。つまり維新と自民の、ウチうちの関係者のパーティなんだろうなぁ。

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