見出し画像

議員66まで手抜き忘れず

先週、高校の同窓会がありました。私は幹事役。
60歳になった年に同窓会を開こうと企画したのですが、県外に出た人も多く、また60歳ではまだリタイアした人もほとんどいないので、集まるのが難しい。なら65歳の定年を過ぎ、リタイア、プチリタイアになった頃、全員が66歳を超えた年にやることにしました。

一年前から予告し、連絡はメールでしたいのでアドレスの確認から始めました。卒業時は200人弱で、アドレスがわかったのは130人ほど。もちろん連絡御免という方もいましたし、行方不明の方も。
卒業してほぼ半世紀ですから、同級生で亡くなった人は13人、恩師も5クラス中4先生が鬼籍に入られています。そりゃあ教わった頃30代として今は先生方は80~90代になっておられますから。

会場は宮島の近くのホテル。遠方からの宿泊のこともありましたが、広島市内でやると開始時間にルーズになりがちなのと、二次会とかバラバラになりがち。もちろん宴会はともかく、二次会はその時にならないと人数確認もなかなか出来ないので、市外のホテルでみっちりやれば、面倒な幹事作業も減ります。

同窓会では、先ず故人になられた先生と同級生を偲び黙祷から始めました。その後色々と盛り上がり、あっという間に予定の2時間をオーバー。中締めして二次会も23時まで。部屋に移って3次会が1時過ぎまで賑やかに開催出来ました。

さて同窓会には宿泊は50名、日帰りが30人位で開催しましたが、基本わざわざ集まったみんなの会だと思っていたので、諸般の事情で不参加の方には、3月の締切後からは案内はしませんでした。

同級生には1人国会議員がいます。来たら挨拶、演説させろと言うだろうから嫌だなと思っていたら、ラッキー(?)なことに不参加。
他の不参加者同様、宴会では無視できると思っていたら、腰巾着がわざわざメッセージを預かってきました(きやがった)。で代読までする始末。

「◯◯回同期会の開催をお慶び申し上げます。
国会審議のため出席できず誠に申し訳ありません。後半国会は、政治資金改革に加え、こども子育て支援法案、地方自治法案など多くの課題に加え議員活動として核軍縮や地方創生など取り組んでおります。
少しでも住み良い社会となるよう微力ながら頑張ります。皆さんも体に十分気をつけて、つかさつかさでご発展下さい。
また上京の折りには是非議員会館にも立ち寄って下さい。ではお冗気で!」

いやいやしらけた空気が会場に広がりました。アホらしい。自己PRだけじゃないか。しかしひっかったのは「つかさつかさ」

なんじゃ、なんか不自然じゃ。ググると。

「主に行政府の各省庁を意味する語。「つかさ」(司)を重ねた言い方で、それぞれの司(官庁)、各省庁、といった意味を表す。」

出席者でかつて役人だった奴はいるけど、66歳超えてるから皆一般人。「司司」なんておりません。

ああなるほど、さてはこの挨拶文は役人用の使い回しじゃな。「秘書に出しとけ」と丸投げしたんでしょうね。
私なんかは彼とは小学校から一緒だから、小中高と12年間一緒だったし、多くの同級生は思春期が重なるわけだから、もっと思いがあっていいはず(だから宴会・二次会・三次会と6時間以上話しても話が尽きなかった)なのに、彼はそんな思いを同窓会、同級生には全く感じてないのだとわかります。まあ投票用紙の数かパー券の要員と思っているんでしょう。

こういうので手を抜く奴だから、「少しでも住み良い社会となるよう微力ながら頑張る」も嘘です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?