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授業の様子【圧力の計算】編

前回の記事では、「圧力の公式」を理解してもらうために生徒さんとの授業の流れを問答形式で書かせて頂きました。

改めて整理して書いてみるともっとこうすればよかったという「反省点」も「改善点」も出てくるので、次に生かしていこうという気持ちになれました。生徒さんに成長させてもらっています。その分還元できるように励んでいきます。

公式の中の用語や圧力の求め方が理解できた後は、実践で試してみたくなるものです。

力を受ける面積の単位が$${m^2}$$(平方メートル)であることを改めて説明しました。
問題では面積を出すときにcmを用いて面積を出すので、換算が必要になる旨も確認し、$${cm^2}$$(平方センチメートル)から$${m^2}$$(平方メートル)に換算するときのやり方について説明をしてもらいました。見事に解説してくれたので計算問題に臨んでいきます。

いつもより前のめりな生徒さん、頼もしかったです。

最初はスキー板を10cm×200cmのスキー板に体重50kgの人が片足立ちしているとき地面にかかる圧力は何Pa(パスカル)か?という問題に取り組みました。
(100gの物質にかかる重力を1Nとする。)

見事に正解してくれました。
雪深くつもっているところでスキーやスノーシューズを使うと何故雪に埋もれないのか、スキージャンプの選手は何故スピードを出して高いところからジャンプしているのに平気で着地できるのかなどお話をしていきました。

「早く計算がしたい」と言われて嬉しかったです。授業の主役はあくまで生徒なので、私の喋りをもっと少なくするべきだったと反省しています・・・。

次に圧力ではお馴染みのスポンジの上にレンガを置く問題に取り組んで貰いました。

水を得た魚のように計算に打ち込む生徒さん。本当に計算が苦手なの?というくらいの集中力で小問3つを解きました。

①面A.B.Cがスポンジを垂直に押す力の関係を( = , < , > )を使って答える問い

②面A.B.C.の面積をそれぞれ求める問い

③面Aが面Bを押す力は何倍か?と言う問い

①〜③を前のめりで解いて早く答え合わせをしたい様子でした。自信に満ち溢れた顔が画面越しに伝わります。

見事全問正解してくれました。

「もっと解きたい」

最高に輝いている顔で言ってくれました。その後も時間の許す限り演習をしていきました。以前理科の勉強法についての記事で書かせて頂いたピンヒールの問題も一緒に解きました!笑
生徒さんも凶器だと言っていました。笑

この生徒さんは計算が苦手だとは思えないぐらい圧力の計算に対して能動的に臨むようなりました。計算って元来、ちゃんとできると楽しいんですよね。それがいつの間にか正解に辿り着けなくなって苦手意識を持ち始めてしまったのだと思います。

恐らくこういった生徒さんは一定数いらっしゃるのではないでしょうか。授業を通して、いつの間にか苦手になった計算を一緒に楽しめるようになっていくサポートをしていきます。
自分も計算が苦手だったので気持ちがよくわかりますし、計算が苦手だと思っていた生徒さんができるようになったときのキラキラした顔が勉強を教えていてよかった!と思える瞬間の一つです。

生徒さんは圧力の計算に関しては自信が持てたようです。一緒に一つ壁を越えられた気がして嬉しいです。この体験をきっかけに少しずつ計算への苦手意識を一緒に改善していきたいと考えています。

来週のオンライン授業の冒頭で確認テストをする予定です。とても楽しみです。



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サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。