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対面授業始めました①

いきなりですが・・・

昨日はなんと対面授業を5人の生徒さんと行ってきました。基本的にはオンラインとさせていただいているのですが、地域が同じでお世話になっている方のご紹介ということで対面授業を始めさせていただきました。紹介をしていただいたMさん、本当にありがとうございました。

Mさんは自分が熊本に来たばかりの時にさせていただいたお花の出荷のアルバイトでお世話になった社員さんです。

Mさんと同僚のKさんと言う方がいて、はじめはその人と仲良くさせていただいていました。深めの話をしたり、一緒に焚き火をしたり、将来やりたいことについてお話をしたり、熊本生活を支えて下さった方の1人です。

ある日、そのKさんが「Mさんの娘さんさ、鈴木くんに理科教えて貰えば?」と言ってくれました。

今思えば、なかなか動かなかったものが、音を立てて動き出した瞬間でした。
そこからあっという間に娘さんとお友達と会わせていただいたり、そこからの紹介で数人の生徒さんとお会いすることができました。

物事が動く時ってこんなに一気に動くものなのだなと感動するとともに、諦めていたらこんな幸運には恵まれていなかっただろうなと感じています。

人と人を繋ぐ「言葉の力」の大きさと人の力の大きさ、自分1人で生きるよりも周りの人に助けてもらいながら、自分もそれ以上に助けていくことの大切さを今身を以って実感しています。自分もいつか人と人の化学反応を促進できる触媒のような人間になりたいものです。

こちらの生徒さんたちは全員中学1年生で、あと9日ほどで後期期末考査を迎えます。

今回はギターを使いながら「音の性質」について話をしていきました。

○音源、発音体は空気を震わせて音を伝えていること
○耳では鼓膜が震えて音の波が刺激として脳に伝えられること
○「太い弦」と「細い弦」では音の高さはどうなるか
○「長くした弦」と「短くした弦」では音の高さはどうなるか
○「強く張った弦」と「弱く張った弦」では音の高さはどうなるか
○弦を上から見て、「強く弾いた時」と「弱く弾いた時」では振幅にどのような差が出るのか
○オシロスコープで音の波形を表し方
○振動数(周波数)、Hzについて
○「高くて大きい音」「高くて低い音」「低くて大きい音」「低くて小さい音」の表し方
○振動数の求め方
○音に関する計算問題

このようなところから基本的なところ、出題されるであろうポイントをおさえながら進めていきました。教科担当の先生が作題された過去問を見させていただいたのですが、ポイントが少しわかった気がしています。
この先生の場合、音の性質で25点前後は出るのではないかなと考えています。

皆素直で理解が早く、心が育っている印象です。それでいて個性があって、お互いの個性を尊重しあっている、素敵なチームでした。

実生活と理科を繋ぐ話を織り交ぜながら授業を進めていった結果、生徒の皆さんからとても嬉しい感想をいただくことができました。「初めて勉強が楽しいと思った」「わかりやすかった」「あっという間に2時間経った」などなど・・・
ある生徒さんはお母さんに家で楽しそうに授業の感想を話してくれたそうです。
役に立てて心の底から嬉しいです。

素敵な生徒さんたちと巡り合わせていただき、「対面授業ってやっぱり楽しい」ということを改めて感じさせていただきました。

(※もちろん他の生徒の皆さんとのオンラインの授業も楽しく臨ませていただいていますし、全力で展開させていただいております。きっと保護者の方々はわかってくださいますよね・・・?笑)

次回の授業では、力の表し方についてお話をしていこうと考えています。
この中学校の理科の先生の出題傾向から力の表し方もポイントになりそうなので力を入れていきます。

9日後のテスト、どこまで一緒に点数を上げていけるか楽しみです。


サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。