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5 聞く と 聴く

「きく」

僕が福祉という業界に携わってから、とても意識している言葉です。

辞書云々のお話は抜きにしての単語です。

「聞く」は、ただ音としての認識。
つまり脳や心で大して重要に捉えていない。

「聴く」は、漢字表現のままですけど、十四の心で耳にする。
しっかりと相手の発言を捉えている。

これ、文字に表すと、何だそんな事か。と思いがちですが、いざ現場に入ると、他職員と利用者の関係性から、あながち間違えていないと実感しています。

「聞く」事しか出来ない職員には、利用者は普段の些細なお悩み等は相談出来るけども、人生を左右するような相談は決してしない。
しても助けにならないと思っているんだと思います。

「聴く」事のできる職員には、障害の程度・軽度重度関係なく、周りにはたくさんの利用者がいます。
安心・信頼してるんでしょうね。

これ、福祉に限らずなんだと思います。

ないですか?
話半分でしか聞いていないな…
ただ頷いてるだけだな…
同意してるだけだな…
と相手に感じるとき。
また、自分がそうしてるな、と思う時。

もちろん、時と場合によっては効果的なケースもあるとは思いますが、基本はやはり「聴く」人を継続したいものです。

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