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【子ども達のプレゼンをレポート】小中学生が自分の大好きなことをプレゼン!大人の心を打つ、自分授業。

子どもが教える学校の第9期を開催しました。

本プロジェクトは小中学生の子ども達が自分の好きをプレゼンする場。1.5~2カ月に1度のペースで開催してきたイベントは、今回で9期目。昨年のコロナ休校下から、ちょうど1年間開催し続けたことになります。

今回の子ども達の自分授業のカリキュラムは、新小4から新中1生までの4つの授業をお届けします!

初日は、お申し込みベースで100人近く、最高同時視聴人数は50人。2日目はお申込みベースで80人近く、最高同時視聴人数は40人でした!

∇初日

∇2日目


小学生二人の授業にこの人数、ちょっと凄すぎやしませんか?笑 それだけ、私たち大人は子ども達の思いや声、夢を聞いてみたいんですよね。

本記事では、当日ご参加いただけなかった方のために、「子ども達の授業の概要」と「それに対する大人の方の反響」をレポートしていきますね。

◆1限目
じょおくん@新小4「ゲームは体にいい!」

以前、じょおくんがお母さんにゲームのし過ぎをとがめられた時に、こんな風にゲームはいいんだよ!と会話をしたことをきっかけに、僕が考えるゲームのメリットを3つのポイントに絞って話してくれました。
アニメーションを使って紙芝居仕立てで表現するユニークさに加えて、ロジカルに分かりやすく整理。

そして何より大人のゲームに関する固定概念がいかに古くて、今の子ども達がどんな風にゲームについてとらえてているのか、学びいっぱいの授業です。

そしてゲームについて、ZOOMのチャット欄を使って、大人のご参加者と一緒に考察を深めていくのがいつものスタイルです。

∇ご参加者からいただいたZOOMチャットのコメント

子育てをされている方は、自分自身の子育ての気づきにもなったり。


◆2限目
ひなたくん@新小4「科学者アインシュタインについて」

学校の図書館で出会った1冊の本を通して知った、憧れの科学者アインシュタインのことについて授業にしてくれました。彼の功績だけではなく、人生そのもの、考え方も分かりやすくまとめてくれた自分授業
アインシュタインの単なる紹介授業にとどまらず、プレゼンの後半には、アインシュタインと未来の自分の姿を重ねつつ「ひなたくん自身の将来の夢」を宣言する姿はとっても心を打つものがありました。


ZOOMチャット欄には、アインシュタインの人となりや人生について初めて知った、という声も多く寄せられました!

∇ご参加者からいただいたZOOMチャットのコメント

そしてね、みなさんひなたくんの「好きのエネルギー」にたくさん刺激を受けたみたいですよ^^

さらには。ひなたくんの授業で「ご自身のかつての夢を思い出した」という方までいらっしゃいましたよ。


この下記のセリフがとっても素敵で・・涙

自分の好きなことや感じている情熱を自分の言葉にすることができれば、それを明確は「夢」にして人と分かち合ったり、自分を力づけることができる

彼は、幼き頃抱いていた宇宙への憧れを、いつしか大人になっていく最中で忘れてしまった、、と話してくれました。もしかして、その思いを誰かに話すことがあれば・・・思いを言葉にしていたら・・・自分の人生はもっと「宇宙への思いや興味」が持続していたのかもしれないな、なんて。

勇気をもってプレゼンテーションしてくれたひなたくんの姿に、大勢の大人の前に夢を語る姿に、もしかすると少年時代の自分を重ねてたのかもしれませんね。

◆3限目
ももこちゃん@新中1「12才の私がひかれた昭和の曲

学校のみんなが大好きな最近の曲が、テンポが速くてどうしてもなじめなかったももこちゃん。そんな時に出会い、はまってしまった昭和の曲のすばらしさについて授業にしてくれました。今の曲にはない昭和の曲の魅力はどこなのか、何に惹かれたのかを分かりやすい授業。昭和生まれの大人たちには、大興奮の授業となりました^^

昭和の曲ばかりのももこちゃんの音楽アプリ! ↓↓

一番心に残る歌詞の一部をみなさんにお見せしたり

音楽を通じて自分は「変身」したという最後の強いメッセージでしめくくり。

∇ご参加者からいただいたZOOMチャットのコメント

そして大好きな異邦人の久保田早紀さんにお会いした!という方のコメントもいただいたり。

みなさんとっても優しいコメントを入れてくださいました。たとえね、学校のみんなと曲の趣味が違ったとしても、違う場所を探せばきっと自分の趣味とぴったりな人は必ずいる!そういった意味でも、「自分の好きをピンポイントに掘り下げた」プレゼンはとっても意味のあるものだったのでは、と思うのです。

昭和の曲を通じて、ももこちゃんが変わったこと、新たに気づいたこと。きっとこれからの人生の糧になると思います^^

◆4限目
こうたろうくん@新小6「家系図を書いてわかった事 ~みんな家族~」

歴史大好きなこうたろうくんは、歴史上の人物の家系図を紙に書いてみて(その長さは実に2メートル!)見えてきたことを授業にしてくれました。資料集を調べながら、その国を統治してきた歴史上の人物を家系図に示した中で分かってきたこととは?
それは、戦をしたり、長い間争ってきた人たちはみんな、ルーツをたどれば「家族」だったというとても興味ぶかい発見なのでした。

こちらが実際のこうたろうくんの家系図 大化の改新~最後の将軍徳川慶喜まで2メートルに渡る大作!(お母さんの投稿よりお写真拝借)

そして家系図を書いて見えたことを、こう結論づけます。


そうやっていくつかの歴史的事例をあげながら、人はみんな家族であるよ、とこうたろうくんは最後に結論づけて、大事なメッセージを伝えて終わります。

単に本から得た知識ではなく、実際に自分で手を動かして、家系図を完成させた中での考察はとっても説得力のあるプレゼンになっていました。

そしてみなさんからのコメントも見る限り、深ーい気づきとして届いたようです。

∇ご参加者からいただいたZOOMチャットのコメント

学びや探求の姿勢そのものにも大いに刺激を受けますよね。

以上、4人の子ども先生のプレゼンを駆け足で振り返ってみました。

伝える力は夢を叶える力だよ


この場を通してみなさんに伝えたいことは、本当に山ほどあります。その中のたった一つを選ぶとしたら、私はこれにつきます。

「伝える力は夢を叶える力だよ。」

あなたの中にある思いやアイデアを誰かに伝えること。それは、誰かを勇気づけるかもしれない、誰かに気づきを与えるかもしれない、同じ思いの仲間と出会うきっかけになるかもしれない、将来はいつか・・そう思っている夢への一歩につながるかもしれない。

だから、みんな自分の思いを茶化したりしないで、価値ないよと過少評価なんてしないで、勇気をもって伝えていって欲しいと思うのです。そのために、子どもが教える学校ではいつも「みなさんの話をまっすぐに聞く耳」と「そのお話を大切に扱う場所」を提供しているつもりです。

そんな思いがチャット欄を見る限り、みなさんには伝わっていたようでとっても嬉しい限りです~!

こういう学びあいの場が、これからのスタンダードになりますように!

そして。

今回発表した子ども先生のお母さんからいただいた、下記のチャットの一文に私はとっても胸を打たれました。

言葉にできることは、相手と深くつながることだと私は考えています。だからこそ、子ども達には本番の発表ではなく、そこまでの準備の段階で思いや考えを言葉にしていくことに徹底的に向き合っているつもりです。

次回のレポートでは、この感動授業が生まれるまでの子ども達の事前準備4週間のストーリーをお届けしたいなと思います。(親御さんにも子ども達に、記事にしていい?って確認しなくちゃ!)

子ども先生達の授業の次回は6月12日です!無料でご自宅からZOOMでご参加いただけますので、ぜひお気軽に。

(画像クリックで詳細&お申込みサイトにジャンプします!)

自分でプレゼンをしてみたいー!という子はぜひ「子ども先生にエントリー」をお待ちしております!現在募集中です~!(5月13日スタート!4月29日まで早割中~!)


子どもが教える学校 鈴木深雪

追伸:力をこめて作ったHPもぜひ遊びにいらしてくださいね^^











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