「待つ」ということ④

指導者が待つということは…
④(11月)

本学年では、2人の外部講師から「待つ」姿勢を学ぶことができた。
1️⃣プロのダンサー、振付師のSUN氏
2️⃣俳人の武馬氏
の両者である。共にその道のプロである。

SUN氏からは、子どもに空白の時間を与えず、経験の量を増やすこと。
武馬氏からは、子どもの思考、表現を読み取ること。
を体験的に学ぶことができた。

ダンス、俳句つくり共に学校教員が技術を教えづらい内容である(と思っている)
そして、これを楽しいと思えていない人も多い(と思う)
なので、今回はプロに指導を頼み、これの楽しさや指導技術テクニックを学ぶ機会にしてみたのである。
効果はあった。他学級に時間と心の余裕をもたせれたのが何よりも効果があった。

そして、両者の立ち振る舞いから、私たち教師の方法も見直すことができた。
ダンスには、目に見えるものではない、音、リズム🎵、曲、を聴き取ったり、感じ取ったりすることの大切さと楽しさを知ることが価値あるものであった。
そのためには、よく聞く、聴くことが必要であるとのこと。大切なポイントを定めてから活動に取り組むことが、限られた30分ほどの時間で多くの活動をすることができたのである。これまでの運動会指導は何だったのか!?と思わされるが、それ以上に、ダンスって楽しいんだなあと思えたことが良いと思う。

俳句は、作ることよりも読み取ることが大切である。とのこと。
しかし、私は表現作品の読み取りが苦手である。そのポイントには、言葉と漢字の意味を知ることにあると感じた。『自己紹介俳句』には、子どもが抵抗少なく俳句作りを楽しめることのほかに、自分の名前の良さや素敵さ、漢字の面白さを学ぶ機会になると思えたのである。

ただ、じっと、待ってやるでは、プロではない。その人やその道なりの方法を生かして子どもの思考と表現を待てる、その視点でプロに私もなりたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?