やさしさラボ “コト起こし”実践3
これは、「やさしさラボ」の最終課題”コトを起こす”に関するメモです。
”コトを起こす”=やさしさの使い方の実験
ここでの定義は、
①自分と自分にとっての「むこうがわ」との間で
②自分にとって「やさしさとは何か」に近づく/を深める、あるいは「やさしさの使いかた」を表現する
③何らかの「コト」(アクション、できごと)を起こすこと
私の”コト”は、
自分と関わりがある人と「やさしさ×〇〇」で対話をする
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ふくちゃん 22歳 女性
関係性:友達・親友・戦友
プロフィール:大学で仲良くなった友達。一緒にプロジェクトを起案した仲間で、一時期毎日喧嘩していた。ゲームがとても好きで強い。趣味でコスプレをしていて、可愛い。たまに動きが変。
対談音声ファイル↓
Q.友達との関係の中で優しいなもしくは優しくないなって思った経験はあった?
ふくちゃん「自分友達が少ないもんで。あれなんだけど、まあでも中学の時はあんまり終わり方はしてない人たちが多くて。でもそんな中でも未だに誕生日に0時過ぎると「誕生日おめでとう」って言ってくれる友達は優しいなって思う。」
私「友達とぶつかることとかはあまりない?」
ふくちゃん「自分が平和主義な人間だから、あんまり人にとやかく言わないかな。」
私「でも、ちょっと思ってたりとかするの?」
ふくちゃん「するけど・・・それを言ったら悪い関係ならないかなっていうのが心配。幼馴染みたいな人がいないから。転勤族だったからね。その都度友達を作らなきゃいけないっていう状況だったから、私がちょっと不満に思った事っていうのを話すことによって、その人にとってこいつ嫌な人間だなって思われたくないから。あんまり持ってても言わない。自分がすればいいかなって思っちゃう。でも周りにはこいつ便利な人だなとかYESマンだなとは思われてそう。」
私「ふくちゃん的にはそう思われていても関係が良好に進めばいいのかな?」
ふくちゃん「そうだね・・・。」
私「今回ふくちゃんに何で友達っていうテーマを振ったかって言うと、ちょうど一年前プロジェクトの起案とかで私たちはぶつかった時期があって。そういう時期を経て今でも仲良くしてくれてるって言うのが嬉しいし、やさしいなって思ったんだよね。その時のことはどう思ってんのかなって。」
ふくちゃん「あの時は初めてかな。言った方だと思う。あの時も言ったと思うけど、頭の差があると思ってて、みきちゃんが言ってることもわかるけど、「でも!」っていう感じで、どう傷つけずに私の意見を言えばいいかというのが頭の中で考えちゃって遠回りのことしか言えなくて、みきちゃんはよく「ふくちゃんはこういうことが言いたいんでしょ」って言ってたけど、あの時は本当にね、お互いに言葉が半分くらい通じない喧嘩みたいだったよね。」
私「そうだね。ふくちゃんが言いたいこととそれに対する私の理解が食い違ってるのはわかってて。でも時間がなくって極限状態だったからね。でも、逆に大学生になって兄弟喧嘩かのように言えたのは・・・」
ふくちゃん「この先の人生ないと思う。」
私「本当に福ちゃんは優しいなって思う。普段、譲っちゃうとかそういうことじゃなくて。私の「私は私は」っていう性格を受け止めてくれてる感じ。それが一緒にいて温かさを感じるんだよね。」
Q.やさしさってどう思う?
ふくちゃん「人で言うと気遣いできる人とかさ、おおらかな人とかっていう感じがする。」
私「ふくちゃんはそういう人になりたい?」
ふくちゃん「傷つけるのは何気ない一言で傷ついてる人も出てくる思うから、それは極力避けたいけど。でも気遣いできる人にはなりたいかな。」
私「近くにいる?気遣いできる人とか。」
ふくちゃん「身近じゃないかもしれないけど、この前電車に乗った時におばあさんとお姉さんが別車両から乗ってきて。おばあさんが隣に座ってお姉さんが別の席に座って「私がそっち座るんでお姉さんここどうぞ」って言ったら「いいんですいいんです知らない人なんで」って言われて電車の中を歩く時に危ないからついてきてあげたのと思う。私はお孫さんだと思ったからびっくりした。でも、とっさに助けられるって言うのがいいよね。」
私「そうだね。その時点で知らない人なのかもしれないけど、他人じゃなくなるよね。人の関わりとか温かさが感じられるよね。すごいエピソードだね。」
ふくちゃん「すごいびっくりしたね。そうなんですか!?って。」
Q.今回のこの話をいつの未来の自分に届けたいですか?
ふくちゃん「過去でもいいんだったら小4か小5だな。」
私「それは何で?」
ふくちゃん「なんかね、その時軽くいじめられてたんだよね。もう原因は忘れちゃったんだけど、なんかでいじめられてて。その時はクラブチームの友達と話したりで補ってたんだけど。小5で引越しがあって、引っ越しが分かった時に周りのいじめてきた子たちがプレゼントとか渡して「ずっと友達だよ」って手のひら返しで皆が接してきて。これが人間なんだって思ったよね。
小学校でのいじめとか仲間はずれって一時的なものじゃない。ドラマみたいな上履き隠されたりとか死ねとか書かれたり、そういうのじゃなくて。だからそんなに深くは捉えてないんだけど。でも、引っ越しがわかった時に話してくれなかった人達が「寂しいね」って言ってきた思った時にこれが人間なのかなってところまで考えちゃったから。過去の自分に言えるんだったら『私は平和主義な人間に育ったけど、大丈夫。あなたの未来にはちゃんと話せる友達もいるし、いまだに深夜にゲームできる人たちもいるから。安心しな』って言いたい。」
私の感想
話すにあたって、私のなかでもう一つテーマがあって。ふくちゃんに遠回しに感謝が伝わればいいなというのがありました。話の中にも出ている通り、私はふくちゃんに辛くあたった時期があって、今でも後悔しています。それでもこうやって接してくれて、悩みを話したら「うんうん」ってずっと聞いてくれるふくちゃんの存在は、私の中でとても大きかったし、そういう人になりたいと思ったし、そういう存在の人がいるっていう安心感を与えてくれた人だと思ってます。
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