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WAONポイント・WAON POINT・ときめきポイントの違いを説明する

Googleで「WAON POINT WAONポイント 違い」と検索した時、検索結果1ページ目に表示される記事を見てみたのですが、公式サイトを除いてすべてが間違った内容を書いていてびっくりしました(2020年8月17日現在)。

Googleが記事(コンテンツ)の内容の正誤は問わないとしても、公式サイト以外すべて間違った内容を表示するのはさすがにヤバいだろうということで、noteのドメインなら検索結果1ページ目に表示できるかな?ということで、ときめきポイント・WAON POINT・WAONポイント、この3つのポイントの違いについて説明します。

知らずに使っていると、ポイントを無駄にすることがあるので、是非読んでください。

WAON POINTとWAONポイントの違い

最初にWAON POINTとWAONポイントについて説明します

・WAON POINT
・WAONポイント

ポイントを「POINT」と記すか「ポイント」と記すかの違いだけでなく、異なるポイントです。

WAON POINT=1ポイント1円でWAON POINT加盟店でそのまま使える

WAONポイント=電子マネーWAON等に交換して使う(そのままでは使えない)

という違いがありますが、なんと使う場所によって同じ支払い方法でも貯まるポイントが違ってくるのが厄介です(2020年8月現在)。

電子マネーWAONを使った場合

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公式サイト以外のサイトでは電子マネーWAONを使うと貯まるポイントが「WAONポイント」と説明していますが、これは半分間違いです。

電子マネーWAONで貯まるポイントは「WAON POINT」と「WAONポイント」の2種類です。

使う場所によって「WAON POINT」が貯まることがあれば、「WAONポイント」が貯まることもあります。

・WAON POINT=イオングループで使った場合に貯まる
・WAONポイント=イオングループ以外で使った場合に貯まる

電子マネーWAONは、ファミマだったりローソン、吉野家、マクドナルド等、イオングループ以外のお店でも使えるところがあります。

こういったイオングループ以外のお店で電子マネーWAONを使うと「WAONポイント」が貯まります。

イオン、マックスバリュ、ザ・ビッグ・まいばすけっと等のイオングループのお店で電子マネーWAONを使うと「WAON POINT」が貯まります。

WAON POINTカード

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WAON POINTは上記のWAON POINTカードでも貯まります。

WAON POINT加盟店(主にイオングループの店舗やイオンモールの中に入っているテナント)で提示の上、現金(イオングループならイオン商品券やイオンギフトカードでも可)で支払うと200円(税込)につき1ポイントが貯まります。

つまり現金払い専用のポイントカードが「WAON POINTカード」です。

公式以外だとWAON POINTカードを提示してクレジットカードで支払えばポイントの2重取りができる!と書いてあるところもありますが、これは嘘・出鱈目なので信じないでください。

本当かよ!と思うかもしれませんが、イオンのサイトできちんと説明されています。

>>WAON POINTカード特典変更のお知らせ(公式)

WAON POINTを貯めるかWAONポイントを貯めるとかそういう次元の話では無い

あるサイト(note内の記事だけど)では、WAON POINTは1ポイント1円で使えるので、WAON POINTを貯めましょう!と書いてあるところもあるのですが、ここまでの説明で電子マネーWAONを使っている人なら、そういう次元の話では無いということは理解してもらえたと思います。

イオン銀行だとWAONポイントが貯まる

イオン銀行を使っていると、ポイントが貯まるのですが、その時に貯まるポイントがWAONポイントです。

イオングループのサービスを使っていてもWAONポイントが貯まることがあるので、厄介です。

電子マネーWAONでの支払いとWAON POINTカード提示での現金払いでのポイントの差

電子マネーWAONは大きく分類すると2つに分かれます。

・会員登録して使う電子マネーWAON
・会員登録せずに使う電子マネーWAON

会員登録をして使う方が断然お得なので会員登録しないで使っている人は是非会員登録してください。

何が違うかと言えば

会員登録済みWAON=イオングループで200円(税込)につき2ポイント

会員登録してないWAON=どこでも200円(税込)につき1ポイント

貯まるポイントはそれぞれイオンであればWAON POINT、イオン以外ならWAONポイントですが、1ポイント1円相当になるので、登録しないまま使っている人だと、登録して使っている人の半分しかポイントが貯まりません。

なおWAON POINTカードで現金払いしている場合、200円につき1ポイントなので、会員登録してある電子マネーWAONで支払うよりも損です。

>>電子マネーWAON 会員登録(公式)

ときめきポイントとイオンカードについて

イオンカードというクレジットカードがあります。

イオンカードは現在新規発行をしているものだけでも50種類以上、現在利用されているものを含めると70種類以上あります(提携カード含む)

イオンカードのクレジットカード機能で支払った時に貯まるポイントが「ときめきポイント」です(ただしイオンJMBカードは除く)。

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現在、一般に発行しているイオンカードのほとんどが電子マネーWAONと一体化しているので、イオンカード1枚で3つの機能がついています。

・クレジットカード機能
・電子マネーWAON機能
・WAON POINTカード機能
・(イオンカードセレクトならキャッシュカード機能も)

新規発行可能なイオンとつくイオンカードの中で電子マネーWAON機能がついていないのは、地方銀行提携カードと交通系電子マネー一体型とイオンカード(ミニオンズ)、三菱商事エネルギー・イオンカード、イオンスマートペイカードだけです。

つまりイオンカードを持って電子マネーWAONを使ったりクレジットカード機能を使うと、3つのポイントが貯まります。

ときめきポイントは200円(税込)で1ポイントが貯まりますが、イオンやマックスバリュ、ザ・ビッグ等のイオングループの店舗で使うと200円(税込)で2ポイントが貯まります。

ここでイオンカードで貯まるポイントについて簡単に図解すると下記の通りです(WAONでの支払いは事前にチャージしておくことが必要です)。

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更にイオンは下記のようなセールをたまに実施します。

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ときめきポイントで貯まったポイントはWAONポイントに交換したあとに電子マネーWAONにして使うのが通常は最もお得なので、WAONも使うことになり、結局3つのポイントが1枚のクレジットカードに貯まる仕組みになっています。

(ここでは細かい説明を割愛しますが、普段のイオンで一番お得な支払い方法はイオンカードセレクトというイオンカードで、WAONにオートチャージをしてWAONで支払う方法です。だからイオンでお得な支払い方法を狙えば狙うほど、3つのポイントが分散される仕組みです)

ときめきポイント・WAON POINT・WAONポイントのまとめ

イオンで貯まる3つのポイントについて説明してきましたが、表にまとめると下記のとおりです。

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*1:イオンスクエアIDとはイオンネットスーパー(北海道除く)やイオンショップ等、イオングループのネットショップで共通のIDです。ただしイオングループでもイオンスクエアIDで使えないネットショップがほとんどです。またイオンスクエアIDでログインしたネットショップでイオンカードで支払えば、WAON POINTに加えてときめきポイントも貯まります。

結構複雑で2~3年おきにまたルールが変わるので、厄介です。

実際、複雑すぎて、イオングループの公式サイトでも間違って案内していることはよくあります。

イオンカードの一覧ページ(イオンカードの公式サイト)でも間違ってずっと掲載されています。

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途中を省略していますが「WAONカードプラス」(電子マネーWAONカードとほぼ同じもの)で貯まるポイントは「WAONポイント」と「WAON POINT」なのですが、もう1年くらい間違えたままで掲載されているので、他の人が説明で間違えてしまうのも致し方ないのかもしれません。

ただ金融系のサイトでこういうミスってとても痛いと思うんですけどね。

お客さんを見てないイオン

最後に僕は元々イオンで働いていたので、イオンがなぜこんな複雑なポイントの仕組みにしてしまったのか、わかっています。

一言で言えば、お客さんを見ていないからです。

半沢直樹で帝国空港が縦社会で横の連携が取れてない大企業特有の問題がある!と言っていましたが、イオンがまさにその状況にずっと陥っているため、こういう複雑なポイントの仕組みを平気でずっと続けています。

もっとも一時期は、イオンで貯まるポイントが5種類を超えていて統合されましたが、それでも3種類です。

ネットWAONポイントやイオンモールメンバーズカードで貯まるモールポイントはWAON POINTに統合しましたからね。

次はこの3つのポイントを統合してくれることを心から願っています。

お客さんを見ているのならまとめると思うんですけどね・・・

以上、イオンの3つのポイントについてでした。


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