新春浅草歌舞伎 (2018)

1月3日みてきました、新春浅草歌舞伎 第一部。義経千本桜/鳥居前と元禄忠臣蔵/御浜御殿綱豊卿。

新春浅草歌舞伎は若手が中心になるお芝居で、今回はドラマ・バラエティ番組他でも活躍している尾上松也(32)、故坂東三津五郎の嫡男坂東巳之助(28)、爽やかイケメン中村隼人(24)あたりがメイン。若い人ばかりの二日目だったので、「鳥居前」は正直まだなんかこなれてない感じだった。でも美少年として人気の”まるる”こと中村梅丸(21)くんの静御前は、千葉雄大くんが女装したらこれくらいかな?というレベルで美人だった。

「御浜御殿」は、徳川綱豊(のちの家宣)/松也と赤穂浪士富森助右衛門/巳之助のやりとりがクライマックスなんですが、二人とも頑張りすぎて後半で松也は声が枯れ気味で、巳之助は声が裏返っちゃってた。でも、期待の若手女形中村米吉(24)の中臈お喜世(のちの月光院)は典型的なたぬき顔アイドルの可愛さで、183cmの長身彌十郎の長男坂東新悟(27)の祐筆・江島は彼自身179㎝のしゅっとした体型もあって「最後のジェダイ」のローラ・ダーンみたいなかっこよさ。


拙宅の奥様によると「玉三郎は完璧主義だから体がついていかない役をやらなくなってる」らしいんですが、新春浅草歌舞伎にでてきたような魅力的な若女形も層が厚くなっているし、そろそろこういう若い人の中から、将来玉三郎レベルを期待できるような女形がでてきてもいい感じがしますけれども。

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