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世界は愛を求めている-バート・バカラック

バート・バカラックが亡くなりました。
『アルフィ―』/ 同名映画テーマ
『雨にぬれても』(B.J. トーマス)/  映画『明日に向かって撃て』
『ニューヨークシティ・セレナーデ』(クリストファー・クロス)
  / 映画『ミスター・アーサー』
『僕はこんなに』(ネイキッド・アイズ)/映画『リバプールから手紙』
… 等の映画音楽の作曲者。
そして、カーペンターズの名曲『遥かなる影(Close to you)』や1986年グラミーの年間最優秀曲賞を受賞した『愛のハーモニー(That's What Friends Are For)』(ディオンヌ&フレンズ)ほか歴史に残るような数々の名曲を残しています。
 彼の訃報に接して思い出したことがあります。

全米同時多発テロ/911
 2001年、NYで世界貿易センターのツインタワーが倒壊した911直後の週末のことです。あまりに巨大で理不尽な暴力を目の当たりにして衝撃を受けた直後のNY市民たちは、いてもたってもいられなくなって何をしたか? それは、公園に集まって、彼の曲『世界は愛を求めている(What the world needs now is love)』を歌うことでした。今検索してもこの話はみつからないんですが、当時ニュースでみて凄く印象的でした。

 トップの写真はテロの直後2001年10月に私がNYで撮影したツインタワー倒壊現場です。1カ月以上たった後でしたが、起こったことの巨大さ・重大さに言葉を失うしかありませんでした。現地の方々はそれ以上の衝撃だったでしょう。

 なので、911直後のNYのあの状況・あの心理状態で、みんなが歌わずにいられなくなる歌って本当に凄い。誰もが言葉を失い、心の中で必死で言葉を探した結果、みつかったのがこの曲だった。改めてバート・バカラックの名曲の数々を聴き直してみたいと思います。
Rest in Power

*下記は検索したら出て来た高橋幸宏版の”What the world needs now is love”