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10月に出会った印象に残るワイン3選

こんばんわ。田舎でソムリエをしております、すずきです。
まだ暖かいと思っていた10月前半。すっかり寒い10月後半。

これから冬に向かってまっしぐら。


もう10月も終わり。

10月に出会った印象に残るワイン3選

を書き連ねます。基本的にはおすすめのワインたちです。


Domaine de la Romanee-conti La Tache 1994

泣く子も黙るDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)の1本。
世界一有名なワインと言っても過言ではない『ロマネコンティ』それを作っているのがこのDRCです。

さて、今回さいわいにも飲むことが出来たLa Tache(ラ・ターシュ)1994年。もちろんとても印象に残っています。このワインを飲んで印象に残らないひとがいるのだろうか…というほどの価格のワインです。価格だけでなく、ロマンにも満ち溢れたワインであることは言うまでもありません。

DRCのワインは飲んだことがないので比較対象がありませんが、少し早かったのかな?という印象。開いている開いていないというよりはまだ本領発揮していない感じでした。

抜栓してすぐのほうがチャーミングであり、花束を思わせる香りやスケールの大きさを感じる爽やかさ(空に抜けていくような)印象がありました。

熟成ブルゴーニュとは思えないほどの重心の高さだったことにひたすら驚いたことは今後忘れないでしょう。


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Domaine Leflaive Chevalier-Montrachet 1995

2本目もフランスを代表するスーパーなドメーヌ。
ルフレーヴのワインはどれを飲んでも至福の味わいですね。1995年はアンヌ・クロード・ルフレーブが切り盛りして時代。私はまだ小学生。

私は極端なヴィオディナミ支持者ではありませんが、ルフレーヴのワインにはエネルギーや芯を多々感じます。

10月に飲んだのはシュヴァリエモンラッシェ。
うろ覚えですが、7haちょっとあるシュヴァリエモンラッシェの畑のうち2haくらいをルフレーヴが所有していたように思います。あのモンラッシェに次ぐ、ルフレーヴのフラッグシップですね。

今回いただいたのは1500mlのボトル。
一般的には大きなボトルのほうが熟成が緩やかで向いていると言われます。

たしかに若々しい。まだまだ10年耐えそうな印象。
抜栓したばかりのときは力強く、しっかりしたアタック。強すぎてバランスに欠けていると感じたくらいです。
抜栓後1時間経つと、丸みを帯びてきました。しかし、モンラッシェらしい芯はありながらストーンフルーツやバニラ、石灰のようなミネラルを十分に感じます。

とても素敵なワインだなあと改めて実感しました。

▷参考価格&商品情報



THE VAGABOND OLD VINE GRNACHE2018

バガボンド(放浪者)の名を冠したワイン。グルナッシュのみで作っています。その名前に加え、14.5%とアルコールがしっかりとあるので、骨太系なグルナッシュかと思いきや…とてもエレガントでセクシー。

クリアでありながら芯があり、引き込まれるような香り。スグリやブルーベリーなどのベリー系の香りに加えてわずかなバニラやココナッツの香りがアクセントに。

10%の新樽を使っているのが絶妙なポイント。
残りはコンクリートタンクのようです。

マスターオブワインのジルクッキーとファーガルティナンがピーターレスクの力を借りて作ったキュベというのもびっくり。

ピーターレスクはデュジャックで腕を振るってきたワインメーカー。
なんとなく腑に落ちた感じがします。

とても良いワイン。

▷参考価格&商品情報

以上の3つでした。

それではよいワインライフをお楽しみください。





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