祖父が見つかった話

先月数十年行方不明になっていた祖父が遺体でみつかりました

今からの文章は当時は中学生でしたが、少し記憶が怪しい所もありますがしんどかった話です。

行方不明になった状況と捜索

当時、祖父は中小企業を経営しておりその会社が経営破綻をして億単位の借金があり、そのことを悩んでいた様子でした。
そうゆう話が親から何となくあり、ある日行方が分からなくなり警察に捜索依頼をして携帯電話の発信履歴から、地元でも有名な自殺の名所で車と携帯電話が車内で置きっぱなしの状態で発見されました。
その後警察、地元の消防や親戚も協力をして大規模な捜索を行い
その際は消防の人から
「原型を留めていないかもしれません。全身が見つからない可能性が高いです。」と言われました。
警察もヘリで周辺を捜索したが見つからず捜索は打ち切りとなってしまい
親や親戚などと協力してビラを作成して、ビラ張りや周辺でも目撃情報を集めましたが、やはり最後に目撃されたのは自殺の名所の場所でした

借金の取り立て

行方不明になり捜索が続いてる状況で多額の借金が残っていました。日に日に借金の催促の手紙が多数来るようになりました。
しかし行方不明状態だと死亡扱いにはならないため、家族も下手に手を付けれずないため、弁護士を立てることにしました。
しかしその後すぐに裁判所から競売決定通知が届きました。
その後、任意売却になり親族同士で買い戻し何とか家は追い出されず済むことになりました。
行方不明者は7年後に法律上死亡するため、その時に相続放棄するという話を債務者に弁護士が窓口となり話を進めてくれたおかげて借金の催促の手紙は減りました(しかし毎月送ってくる所もあった)
それ以外にも相続放棄すると再三説明しても1円でも払ってくれと家まで押しかけてくる取り立て行ってくる業者もいました。
しかし相続放棄するため払っていけません。ほかにも祖父が祖父がのこした通帳も手を出さず7年待ち弁護士と一緒に家庭裁判所にて失踪宣告を行い、そのさい財産放棄をして借金問題はやっと解決をしました。

親戚も去っていく

上記の状況でも行方不明となった祖父の捜索を親戚で行っていましたが、借金の対応や弁護士との打ち合わせで中々捜索に参加できない状況が続きました。
他にも遠方の親族などはなかなか時間も取れず流石に捜索に参加できず
捜索している親戚が不公平感を感じ、ある時口論になってしまい、捜索に手伝ってくれる親戚も半年後には、居なくなりその後も一切交流も無くなってしまいました。

最後に

そこまで長々と書けませんでしたが、友人に勧められて書きましたが、借金などで大変な思いをしてる方々もいると思いますが、借金をして自殺しても何も解決しません。
まして行方不明となれば上記の状態に陥り親族にまとまったお金がなければ家を追われます。
しかも葬式を数年前にやりましたが、誰も悲しめません。しんどかった記憶しか残ら無かったです。
借金を残しての自殺はやめましょう
尚遺体が見つかっても再度手続きが必要です。この話は再度書きます


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