キー! となったら。

ぼくは実家に暮らしているので、家族にはいつも助けられています。ほんと、ありがとうございます。

特に母にはお世話になりっぱなしです。

母とぼくは、親子ということもあり似ている部分が多いようです。特に人からの言葉に、敏感に反応しすぎて疲れてしまう所とか、自分のペースを乱されてしまうと途端にストレスで何も手につかなくなる所とか、そっくりです。

日曜の清々しい朝、ぼくは家族の中で一番早く起きるのですが、しばらくすると母も起きてきました。

「おはよー。えい!」

母はぼくの脇腹を、指でちょんとさしました。
指が脇腹にめり込み、痛くてくすぐったい。

「なにすんのや。こうしてくれる」

ぼくは仕返しに母の両わき腹をつつき返します。

「はっはっは、効かぬ、効かぬ」

……まあ、基本的に能天気な親子です。大の大人(男)と脇腹をつつき合う母の図は、目も当てられない感じですが、そこに妹も加わるので収拾がつきません。

しかし、普段は能天気な母は、自分のペースが乱れると不機嫌になります。
「キー! お洗濯、私がやろうと思っていたのになんで先にやっちゃうの!」

祖母が朝の洗濯をいつの間にかやり終えてしまった後に、いつもきまって母が言うセリフです。家ではお猿さんがよく出てきます。

「まあまあ、落ち着いて」

ぼくはそう言いますが、母は祖母の体調を気遣って自分がやると言っているのに、それを大丈夫だからとやってしまう祖母に苛ついているのだとわかっています。
きっといつも近くにいる分、感情が湧き上がってしまうのでしょう。

そんな母を見て、感情をもっとうまくコントロールできたら、ストレスで疲れてしまうこともすくなくなるのになぁと思います。

とは言っても、ぼくも感情をコントロールすることが下手なので、色々試している最中です。

今は、エクスプレッシブライティングというのを試しています。
筆記開示ともいわれるテクニックです。自分の思いつくまま文章をひたすら書くことで感情を整理し、ネガティブな気持ちが減り、客観的に自分の気持ちを認識できるようになるのだそうです。

母とも一緒にやってみるかな。

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