Perplexity AIのPagesが期待しかない
2024年5月30日、PerplexityAIから正式発表されたPagesという新機能。
一言でいうと、瞬時に生成される情報共有ページのこと。情報のソースもたどれるし、追加情報を盛り込むこともでき、何よりも視覚的にまとまったコンテンツとして共有できる。有償版アカウントでさっそく試してみたが、これは本当に期待しかない。
使い方も簡単
(※現時点では有償版のみの機能かもしれないが)ページ生成までの工程はとてもシンプル。
まず最初に、左メニューの「ライブラリ」から「ページ」を選択する。
次に、このページで共有したいこと、何がテーマなのか?について、画面中央にキーワードとして入力する。
これだけ。
あとは、ウェブ上をクロールした結果をAIが解釈し、イントロダクションから始まるいくつかのセクションを自動生成してくれるという仕組みだ。
実際の結果
そこで「株式会社サイン 鈴木雅彦 経歴」と入力したとき、Pagesでどんなものが生成されるのかやってみた。
それがこちら。
体感5秒でこの結果がかえってくる。
もはや驚きというか恐ろしい…
Pagesでは、最初に入力したキーワードをもとに、一旦、AIが仮の構成を自動生成してくれる。もちろん間違った情報は再編集可能。
不足情報の追加
さらに、不足した情報は、記事途中の「セクションの追加」か、下図の入力エリアにキーワードを追加することで生成できる。これらの情報は、
・文章のスタイルは簡潔 or 詳細どちらか
・参考イメージを追加するか
・レイアウトをどうするか
といった、表現の仕方についても指示できる。
出典元をたどれる
「これってどのソースをもとにして作ってるの?」
AIが生成した文章が全くの創作である場合も多く、その情報源・出典元を直接見に行けるのはうれしい。
各セクションには、その記事が何を参考に生成されたのか?ソースが確認できるようになっている。ソースを選択すると、上の図のように出典元のタイトルとURLが表示される。
完成度の高い手軽なレポート
以上が、ざっくりとPagesでできること。
冒頭で、この機能について「瞬時に生成される情報共有ページ」と書いたが、これを情報共有と平たい言葉で読んでいいのか不安になってきた。一定の信頼性のある情報を、わずか数秒という短時間のうちに生成する今回のPages。
例えば、何らかの専門的なテーマについて調査を依頼された場合。
一昔前だと、その専門性について理解と経験がある会社に依頼をする。そこに所属するスタッフが調べ、業務経験が高いベテランが校正し、1つのレポートが完成する。
一方で、Pagesを使うと、AIが生成したものを人が再編集することで、より完成度の高い情報=レポートへと仕上げてくれる。
従来、人から人だった手続きが、AIから人という大きな変化を意味していて、使い方次第では、単なる情報共有ではなく、完成度の高いレポートの作成、難しい文献の要約、特定サービスの比較検討、マーケティングコンテンツの生成と、可能性は未知数だ。
この可能性を正しく理解して、現場に応用できるように使い倒してみようと思う。
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