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宅建は持っていて当然!でも日本では・・

不動産業務の中で1つだけ資格が必要となります。
それが「宅地建物取引士」です。
略して「宅建(たっけん)」です。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

会社によって違いますが宅建を持っているだけで資格手当として1万~3万円もらえたりします。
試験に受かるだけでお給料がプラスになるなんて他の業界ではなかなかないと思います。

宅建試験は難しいのか?合格率は?

不動産業界で仕事をしている場合、ほぼ強制で会社から受験させられます。
しかし意外と持っていない人も多いです。

合格率は例年15%前後ですが決して難しい資格ではありません。
受験会場に行けばわかりますが1~2割は来ていないので正確な合格率は20%前後だと思います。

私が以前、勤務していた会社でも申込だけして試験に行かない人はいました。
その理由の多くは
試験勉強をしていないからどうせ落ちる
と思っているからでしょう。
どうせ落ちる試験ならわざわざ行かず寝てた方がマシですからね。

あとは宅建には受験資格というものがありません。
申込さえすれば誰でも受けることが可能です。
しかも受験料は7,000円とそこまで高くはありません。
「とりあえず受けてみよう」という人が多いのも事実です。


不動産業界で宅建は必須なのか?

日本の不動産業界では店舗の従業員のうち5人に1人が資格を持っていれば問題ありません。
裏を返せば80%が資格を持っていなくてもOKということです。

誰もが知っている大手の場合は「宅建は持っていて当然」です。
新卒で入社した人以外はほぼ持っています。
逆に中小企業の場合は持っていない人の方が多かったりします。

不動産業界の場合は資格の有無より売上の有無を重視することが多いですし資格手当の1万円より1件売買した時の歩合の方が多いので資格手当なんて必要ないと思っている人もたくさんいます。

体感ですが売買より賃貸の方が宅建の取得率が低いです。

宅建を持っていると何ができる??

不動産の契約は賃貸でも売買でも契約前に「重要事項の説明」が必須です。
この重要事項説明ができるのは宅建を持っている人だけです。
つまり宅建資格を持っていないと一人だけ契約手続きができません。
重要事項説明のたびに誰かにお願いしないといけません。
私が宅建を取った時は「誰かにお願いするのが嫌」で必死に勉強しました。


契約に対する責任があるかどうか?

不動産の契約書、重要事項説明書には宅地建物取引士の名前を記載する必要があります。
万が一、契約に不備があった場合は記載のある宅地建物取引士は責任を追及されます。

資格を持っていない人がいい加減とは言いませんが契約書、重要事項説明書に名前の記載がない以上、何の責任もありません。

資格があるから偉いとかたくさん契約できるわけではないですがお客さんとの責任という意味合いでも取得する必要はあると個人的には思っています。

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