「冷たい」シャワーを浴びると得られる11のメリット
健康に使えるエビデンス
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冷たいシャワーを浴びる注意
わたしは1年くらい冷たいシャワーを毎朝浴びているのですが、真冬だと「下手したら心臓止まるかも?」と心配になることがあります。調べてみた結果、身体の末端から徐々に浴びていったほうが良さそうです。
冷たいシャワーの浴び方
効用の前に、冷たいシャワーの浴び方から。
まず温かいシャワーやお風呂でじゅうぶんに身体を温めます。
シャワーを冷たくして膝下からつま先までを両足5秒ずつ浴びます。
つぎに太ももを左右5秒ずつ浴びます。
つぎに右手から左手を5秒ずつ浴びます。
胸から腹にかけて5秒あびます。
背中に5秒浴びます。
顔と頭に5秒浴びます。
終了
冷たいシャワーを浴びると得られる11のメリット
(1)肌のかゆみを抑える
アダム・フリードマン医学博士によると、皮膚にかゆみがある場合や皮膚疾患がある場合は、冷たいシャワーを浴びることで、掻きたいという感覚を乗り越えることができるそうです。(※1)
(2)目覚めを良くする
その冷たいシャワーを浴びると身体がショックを受け、このショックが、心拍数と酸素摂取量を高め、注意力も同時に高めてくれます(※1)。
(3)血行促進
冷たい水が体や手足に当たることで、体の表面の血行が促進されます。これにより、体の深部組織の血液は、理想的な体温を維持するために速く循環するようになります。高血圧症や心血管疾患の方にとって、冷たいシャワーは熱いシャワーとは逆の効果があります。冷たい温度にさらされると、循環系が炎症を抑え、心血管疾患の予防につながります。(でも医者に相談してくださいね)。(※1)
(4)運動後の筋肉痛の軽減
冷たい水には再生能力があるので、ハードな運動をした後の筋肉はリラックスして修復されます。(※1)
(5)ダイエット効果が期待できる
褐色脂肪などの一部の脂肪細胞は、脂肪を燃焼させて熱を作り出すことができます。褐色脂肪のような脂肪細胞は、冷たいシャワーを浴びると熱を発生させます。Gerrit Keferstein医学博士によると、これらの細胞は主に首や肩の周辺に存在しているそうです。(※1)
肥満の人が、他の生活習慣を変えずに、冷たいシャワーを浴びるだけで痩せることはできません。しかし、週に2〜3回、冷たいシャワーを浴びることで、代謝の向上に貢献できるかもしれません。時間をかけて肥満を解消するのに役立つかもしれません。冷たいシャワーがどのように人々の体重を減らすのに役立つのかについて信頼できる研究はまだありません。しかし、冷たい水が特定のホルモンレベルを均一にし、胃腸を癒すことはわかっています。これらの効果が、冷たいシャワーの減量につながる能力を高めているのかもしれません。とまあ、ちょっと怪しい。
(6)髪と肌に輝きを与える
冷たい水が肌や髪に与える影響についての科学的な研究は限られていますが、経験的には良い影響があると言われています。ウェルネスの専門家であるジャクリーン・シャファー医学博士によると、冷たい水は、血流を引き締め、肌に健康的な輝きを与えるとのことです。NaturallyCurly.comというサイトに掲載されている記事によると、冷たい水は髪のキューティクルを閉じて強化するそうです。
また、冷たいシャワーはお湯と違って、肌や髪を保護する自然な潤滑油のバリアである皮脂層を乾燥させません。(ただし温かいシャワーを浴びると皮脂層を乾燥させる可能性があります。)冷水の効果により、時間の経過とともに髪が丈夫で健康になりやすくなるかもしれません。(※1)
(7)うつ病が改善
米国疾病対策予防センター(CDC)によると、うつ病は米国の成人の少なくとも10%が罹患していると言われています。うつ病の治療には、症状の重さや期間に応じて多くの薬が使われます。一方、ホリスティックな治療法として人気を集めているのが水治療法です。冷たいシャワーを5分以内、週に2〜3回浴びることで、うつ病の症状が緩和されることが臨床試験で示されています。
冷たいシャワーは、幸せホルモンと呼ばれるエンドルフィンも分泌させまるようです。この効果により、幸福感や楽観的な気持ちを得ることができます。
また2007年、アメリカ合衆国、コモンウェルス大学医学スクールでの研究(※2)によると、体温の変化はわたしたちの精神に大きな影響力があり、本来なら気温の変化にさらされていた人間が、昨今、変化しない環境に居すぎて、それが精神に悪影響を及ぼしているかも?という仮説を立てて検証したところ、冷たいシャワー(20度を2〜3分から段階的に温度をさげていくというのを数週間から数ヶ月浴びると、うつ病の改善が見られました。
(8)病気になりにくくなる
10〜12度の冷たいシャワーをあびると、病欠が減ったそうです(※3)。冷たいシャワーを浴びると、浴びない人に比べて29%病欠の日数が減り、冷たいシャワーに定期的な運動を加えると、さらに病欠の日数が54%減っていました!
(9)コルチゾールが減少する
冷たいシャワーによって、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、気分を良くするホルモンであるエンドルフィンが増加したという研究があります(※4)。
(10)アンチエイジング、若返り効果
冷たいシャワー(論文は冬の水泳!ですが)は、体の抗酸化力をアップさせる効果があります。(※5)また、繰り返し冷たいストレスを与えることで、抗腫瘍性免疫を向上させる作用もあるとか。(※6)
(11)やりたくないことを先延ばししなくなる
これはエビデンスではなく、わたしの実体験からなんですが、冷たいシャワーは毎日やっていても嫌なものです。なんですけど、やらなきゃいけないからさっさとやっちゃうのですが、これをしていると「やらなきゃいけないがしたくないもの」に手を着けるスピードが格段に早くなりました。ラッキー。
まとめ
これらの効果を得るには、「冷たい!嫌だ!」と感じる必要があるので、浴びて不快になる必要はあるみたいです。なので、「えーやだー」という気持ちになることは避けて通れないようです(笑)。それでも、メリットがこんなにあるので、浴び続けることとします。
参照
※1:healthline “Cold Showers vs. Hot Showers: Which One Is Better?”
※2:Adapted cold shower as a potential treatment for depression
※3:The Effect of Cold Showering on Health and Work: A Randomized Controlled Trial
※4:Thermal balneotherapy induces changes of the platelet serotonin transporter in healthy subjects
※5:Improved antioxidative protection in winter swimmers
※6:Possible stimulation of anti-tumor immunity using repeated cold stress: a hypothesis
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