嫌なことがあったとき
ちょうど職場で嫌なことがあったので、エクスプレッシブライティング(筆記開示法)について書こうと思います。
エクスプレッシブライティングとは?
自分の感情や考えをひたすらアウトプットして言語化し、思考を整理する心理学の手法です。
思考が整理されることによって、曖昧だった感情や思考が明確になり、問題解決に繋がります。
アメリカの心理学者であるジェームズ・ペネベーガー氏によって提唱されたそうです。
私は理屈っぽい性格で不安や不満を言語化できていないとずっとそのことを考えてしまう気質なのでかなり重宝しています。
マインドフルネス的な思想からくるジャーナリングより私はしっくりきました。
やり方と具体例
やり方は非常に簡単で、こんな感じのフォーマットで私は実践してます。
①日付
②できごと
③感情
④思ったこと
⑤結論
実際やってみるとこんな感じです。
①日付
令和◯年◯月◯日(◯)
②できごと
A先輩と仲の悪いB先輩。
B先輩と仲の良いC後輩。
自分からすればA先輩もB先輩も面倒見が良い先輩。
C後輩とはあまり関わっていないが悪い印象はない。
A先輩とB先輩が揉めた話をB先輩から聞く。
揉めた話の内容はB先輩が仕事を期日までに提出できないことへの叱責。
A先輩は叱責の他にも非建設的な言動や越権行為的な仕事の進め方への指摘、B先輩への人格否定を言ってしまっている。(と、聞いた。自分はその場にいなかったので信憑性は不明)
B先輩はその話を私に共有。(多分悪気はない)
B先輩からその話を聞いたC後輩からA先輩への越権行為への愚痴や批判を聞く。そしてそれが間接的に自分の仕事も悪く言われるように聞こえた。(多分C後輩は意識して言った訳ではない)
③感情
諦め10%
怒り10%
がっかり40%
悲しみ40%
④思ったこと
ここは本当に思ったことを何でも書き殴ります。
思想と感情を整理するために自分目線でどう思ったのか、なぜ思ったのか、これからどうするのかを掘り下げて考えて、個別具体的に書きます。
今回もかなり具体的に自分の頭の中を記載しました。
自分目線だけの話はあまり全世界に発信するものでもないと思うので、詳細は割愛します。
⑤結論
揉める原因を解決できる立場にいるにも関わらず先延ばしにしてきたことを反省。早期に問題解決を図る。
組織視点の優秀さより、人生において大切なものがある。自分の時間を買われない暮らしがしたい。
相談がない限り、人の課題に自分からアクションを起こす必要はない。
仕事へのプライドが高いと責任感が強くなる反面、視野が狭くなる。このことを忘れずに柔軟でレジリエンスの強い心を持つ。
「弱いものほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ。(マハトマ・ガンディー)」
いかがだったでしょうか?
思ったことの部分が見えていないので皆さんは結論がよくわからないものに見えるかもしれません。ただ、自分視点だとモヤモヤとしていた心のうちが晴れ渡っています。
不安や不満などの負の感情が頭の中で無限ループする方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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