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PLAYWOODの拍子木が新しくなった

有限会社バロック・ミュージックが「プレイウッド」の製造元であることはよく知られている。
そのプレイウッドが新しく拍子木を出した。
早速試奏したので、その感想を書こうと思う。
尚、いわゆる案件ではなく正直な感想を書いただけであり、関係者の方に何かこの記事を書くとか、そういった話はしていない。忖度は一切ない。
ちなみに、バロック・ミュージックには縁があり、社長にも大変お世話になった。初対面で千葉社長に「好きなマレットはレスタです」「最近プレイウッドは使ってないです」と堂々と言ってしまい、場を凍り付かせてしまったのが丁度10年前だったことに、今気づいた。

ツイッターから借りてきた。

結論から言えば、これは「買い」だと思う。特閃である必要はないが、気に入った音を見つけて、買うべきだ。
特に中高生が吹奏楽部で和風の作品を演奏する際、ボンゴ・コンガ・クラベスが頻出するが、当たり前だがそれらは和楽器では無い。
クラベスはその奏法が初心者にはやや難しく、良い音がしにくい傾向にあったが、この拍子木は素人でも信じられない程鳴る。その点から言って、一団体に1つ、必要な楽器だと思う。
疑問だが、基礎合奏のテンポ出しは、スネアでやる必要は必ずしも無い。
それこそ、この拍子木で指揮者の横に立って演奏した方が、縦線を合わせるイメージは付きやすいのではないか。

価格は、カタログによれば閃が税込16,280円。特閃が20,350円。クラベスは消耗するが、これは長持ちしそうだし、価格的には妥当だと思う。
重量は比較的重い。中身の入った500mlペットボトルよりは軽い気がするが、それでも重い。
箱が有るのも地味に有り難い。持ち運びの際に地味に困る楽器なので、(こんなに豪華な化粧箱である必要性は無いが)箱が有るのは良い。
樽屋雅徳の諸作品には、特に合いそうだ。
私は閃を買ったが、選定に自信のない方は特閃の方が無難かもしれない。


追記
製品HPを見つけたので公開。

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