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2021.12.3 「研究開発」イマココ。

12月3日(金)
今日は自社で行っている「研究開発」についての話題です。
現在、補助金をもらってプログラムとして行っている研究開発は2つあります。

①「そばの貯蔵過程における成分変化・物性変化の解明と新たな活用の模索」
玄そばを4つの温度帯で1年以上保管して、どんな成分がどれだけ変化してるのか?(していないのか?)を調べる研究で、慶應義塾大学および県工業技術センターと共同研究しています。

②「そば粉の粒子分析による“石臼挽き製法”に近い、新たな製粉方法の開発」
しっとりしたそば粉を石臼以外でできないか?という研究です。これは、鈴木製粉所だけでやっている研究です。


で、①の貯蔵の方の研究が、開始から1年を経過して大詰めを迎えてきました。
来週の火曜日に官能評価を行うのですが、
製粉して、打ってみて、食べてみて・・・というのを官能的に評価して、大学や工業技術センターのデータと比較するものです。

この研究では、4つの産地の玄そばを、それぞれ4つの温度で貯蔵しているため、16種類の検体があるのですが、さすがに全部打って食べるのは無理なので、今回は1つの産地のみ・・・つまり4種類の貯蔵温度帯の評価を行います。
今日、明日で製粉して、火曜日の朝そば打ちして午後に食べてみます。
比較対照(コントロール)として別産地のでわかおりを1検体用意して、その比較で評価していきます。
これらは全部2020年産の古物ですが、2021年産の新物との比較も行います。

で、そば打ちの時の感覚の違いを、私自身が体感したかったので、私が合計6種類打つつもりでしたが、残念ながらちょうど今腰を痛めてしまったので、急遽梅そばさんに来て打ってもらうことにしました。
食味評価は外部からも来てもらって10名程度で行います。


さて、どんな結果がでるかいろんな仮説を立てていますが、官能に違いが出るか出ないか、また違いが出たならば、大学や工業技術センターとの試験結果と相関性があるかないか・・・
まあ、どんな結果が出ても新しい発見になると思っています。

結果がまとまったらみなさんにも報告したいと思っていますので、こんな試験をしているという関心を持ってもらいたいと思います。


それでは本日もよろしくお願いいたします。

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