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2021.5.17 「実務型」vs「俯瞰型」

5月17日(月)
今日は、「実務型」vs「俯瞰型」というテーマでお話してみたいと思います。
先週voicyという音声コンテンツでこの話を聞いて、とっても共感していたのですが、実は自分がその罠にはまっていた・・・というのが今日のオチになります。
なので、自戒を込めて、なるべく分かりやすくお話したいと思います。


世の中にはモノの見方として、「実務型」が得意な人と、「俯瞰型」が得意な人がいます。現場に近いほど「実務型」が求められ、リーダーや経営者に近いほど「俯瞰型」が求められます。

どっちが価値があるとは言えなくて、あえて言えばどっちも大事です。
ただ、どんなに頑張っても両方くまなく全てを見ることはできませんし、
人によって得意、不得意があると思います。

大切なのは、お互いを理解して尊重しあう事なのですが、この二つのタイプは結構対立するんですね。
特に「実務型」の人が「俯瞰型」の人を批判することは、まあどこの組織でも起こっていて、この先もずっと人間社会の中で繰り返していくんだと思います。
「事件は現場で起きてるんだ!」的なヤツです。

私は経営者なので、会社では「俯瞰型」を求められます。
よく、「経営者こそ現場が大事」と言われますが、これは少し言葉足らずで、経営者はまずは「俯瞰型」が大事だけど「実務型」の視点を忘れちゃダメだよ・・・ということだと思います。
逆に「俯瞰型」の私の視点を、みなさんにも理解して欲しいので、朝礼を通じて、週2回経営者からのメッセージとしてお話しているところです。


このように、努めて「俯瞰型」に寄せてきた私ですが、最近デザイナーさんや大学の先生と打ち合わせしていると、「実務型」の自分が出てきてしまうのを感じます。
で、ここが面白いところというか、失敗ポイントなんですが、
蕎麦業界以外の人からいろんな指摘されると、心の中で「蕎麦についての細かい事を知らない癖に・・・」的な反発をしてしまうんです。
まるで、多くの組織で起こっている「実務型」が「俯瞰型」に対する反発と同じ構図です。


で、結局思う事は・・・
大切なのは、自分の得意分野(実務が分かる部分)を、いかに俯瞰できるかということじゃないかと感じました。

それでは今週もよろしくお願いいたします。

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