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2022.8.29 新しいビジネスモデルは「似てるけど違う」が大切 ~「SAVE THE CAT」~

8月29日(月)
みなさん「SAVE THE CATの法則」って聞いたことありますか?
この話を聞いたとき、とっても面白くてビジネスモデルを考えるときに使えると思ったので、みなさんに共有したいと思います。

先日の勉強会で、イベントについてアイデア出ししましたよね?
そのアイデアを本気で「成功させる」ときに役に立つ話かと思います。

まず、「SAVE THE CATの法則」とは
映画なんかの主人公が”危機一髪の猫を助ける”ようなシーンをストーリーの中に入れることで、見てる人が主人公を応援したくなるように仕向けるテクニックのことです。

なんのこっちゃと思いますが・・・

映画や漫画なんかの脚本やストーリって既に分析され尽くされていて、この「SAVE THE CATの法則」に体系的にまとめられているそうです。

この法則によれば、『ヒットする脚本(作品)の条件』というのが既に決まってるらしくて、それが面白いんです。何だと思いますか?
で、その答えは結構意外なんですが・・・
「すでに存在している作品に似ていること」
なんです。

「似ていないとダメ!」なんです。
「似ていないとダメ」なんて面白くないですか?
「似てない」作品というのは、世の中のニーズがない作品に「似ている」ということになっちゃうんですね。
なので、「似ている」ことなんです。

でも、条件があるんです。

何かに似てないとダメなんですが、
全く同じだと、それはやっぱりダメなんです。
「似てるけど、違う」
ここが大切なんですね。

例えばですが・・・
『竜とそばかすの姫』は『美女と野獣』に似ているけど、違うんです。
『千と千尋の神隠し』は『不思議の国のアリス』に似ているけど、違うんです。
コナン君の友達のラインナップは、のび太の友達のラインナップに似ているけど、違うんです。
そして、「あらゆる格闘漫画の作者は『自分なりのドラゴンボール』を描いている」そうです。


で、これってビジネスにも言えるって思いませんか?
この「SAVE THE CATの法則」を踏まえて考えてみると・・・

ダメなビジネスモデルの共通点って、何にも「似てない」ということになります。
つまり、「これ誰もやってない!オリジナルだ!」というのが「一番ダメなパターン」になります。

ベースが似ている前提で、どこかで「違い」・・・つまり「らしさ」を出すんですね。


まとめると、新しいビジネスを作るときは・・・

①それは何に似ているのか?
②似ているものと、どこが違うのか?
この2つのチェックが必要のようです。

新しいことを考えるときに参考にしたいと思います。


それでは今週もよろしくお願い致します。


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