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2022.9.12 私が好きな「稲盛和夫」の考え方ベスト3!

9月12日(月)
先日、この朝礼でも何度か話題にしてきた稲盛和夫さんがお亡くなりになりました。今日は追悼の意味を込めて、彼の考え方を一部ご紹介しようと思います。


稲盛さんは「経営の神様」と呼ばれて、松下幸之助やドラッガーと並び称される程の大人物です。
その経歴は、京セラを立ち上げ、経営危機のJALを立て直し、第二電電(現KDDI:auの前身)を立ち上げた超スーパーマンです。

非常に核心をついた考え方の持ち主で、それを分かり易く伝えることでも知られていて、例えば・・・
『人間には、自分で燃える自燃性、周りから焚きつけられて燃える可燃性、周りが燃えても燃えない不燃性の3タイプがある』
というようなユニークな表現方法も人気の秘訣だったのかと思います。


今日は、その稲盛さんの数々の考え方の中から、私の「ベスト3」を紹介します。

①人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
熱意×能力っていうのは分かりますよね。能力だけが重要ではなくて、熱意が0なら結果0点になるし、能力が低くても熱意でカバーすることもできるという意味です。
でも、この数式の肝は「考え方」が掛け算になっていることなんです。
この「考え方」の方向性が大切で、違う方向を向いていればいい結果は出せないし、マイナス方向に進んでしまったら悪にもなりかねないので、「考え方」はとても大切だという意味があります。

②利他の心
「利他」とは、自分だけ良ければという「利己」の逆ですね。
大人と子供の違いって「利他の心」・・・つまり他の人を助けようと思うGIVEの精神があるかどうかだと思います。稲盛さんの考えには、常にこの「利他の心」が根底にあります。
第二電電を作るときに、
『動機善なりや、私心なかりしか』
つまり、動機が善であり、私心がないかと何度も何度も自問自答したそうです。

③「アメーバ経営」 
会社を数人の小さい単位に分け、各リーダーが経営者の視点を持って、それぞれが主体的に考えて動くという手法です。
これは、私がいつも言っている「戦略」そのものですよね。


まだまだいっぱいありますが、稲盛さんの考えはいわゆる「原理原則」に限りなく近いと思います。
迷った時、また新しい世界を切り開く時、ぜひ一度稲盛さんの本を手にとって欲しいなぁと思います。

それでは今週もよろしくお願いします。


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