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2024.7.3 新しい価値観「ソバ―キュリアス」と「蕎麦」への可能性

7月3日(水)
最近耳にしたんですが・・・
「ソバーキュリアス」といいう言葉をご存知でしょうか?

一見、「蕎麦」に関係する言葉のように思えますが、調べてみると全く違う意味を持っていて、今の時代を感じる言葉でした。


「ソバーキュリアス」とは、
「sober(しらふ)」と「curious(好奇心)」を組み合わせた造語で、”しらふになりたい好奇心”という意味が語源になっています。
「お酒を飲めるけどあえて飲まないことを楽しむライフスタイル」のことで、欧米の30代くらいの人達の間で生まれたトレンドといわれています。

この「ソバーキュリアス」の広まりを受け、日本でもノンアルコールや低アルコール飲料の市場が拡大しています。最近は、ノンアルコールのビールやワイン、日本酒のクオリティも大きく向上していて、お酒を飲まない人でも楽しめる選択肢が増えているようです。


私も昨年位から仕事での懇親会が復活してきましたが、コロナ以前と比べてお酒を飲まなくても許される雰囲気になってきました。これは、多様なライフスタイルや価値観が尊重されるようになった表れとも言えます。

おかげで最近の懇親会は車で行けるようになりました。


で、せっかく「ソバー」と「蕎麦」のダジャレつながりでもあるので、
「ソバーキュリアス」と「蕎麦文化」を、少し強引に繋げて考えてみたいと思います。

まず、江戸時代から蕎麦と酒は切っても切り離せない関係でした。しかしながら、山形のような車社会では、蕎麦屋さんで気軽に飲酒を楽しむのは難しいのが現状です。

そこで提案したいのが、ソバーキュアリアスの視点を取り入れた、ノンアルコール飲料と蕎麦のペアリングです。

ノンアルコール飲料の種類はどんどん増えているので、蕎麦に合うノンアルコールを探してみるのも面白いと思います。

例えば、すっきりとした味わいのノンアルコールビールやキリっと冷やしたノンアルコールの日本酒は、風味豊かな蕎麦との相性がいいように思います。また、フルーティーなノンアルコールワインは、蕎麦スイーツや蕎麦前料理との相性がいいかもしれません。
さらには、日本酒の仕込み水とか、高級な日本茶や中国茶と合わせるのも面白いと思います。
(そういえば、「ティーペアリング」を提供する高級レストランもありますね)

「ソバーキュリアス」を、単なる新しいライフスタイルとして捉えるだけでなく、蕎麦業界の新たな可能性として考えてみるのも面白いと思いました。


それでは本日もよろしくお願いいたします。


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